カークランド博士の人物紹介


▼アーサー・カークランド
俺だ。
広い研究所内で『妖精及び珍獣霊獣研究保護機関』に所属してる。
研究所の敷地内にある居住スペースに、アルフレッドと二人暮しだ。
趣味は刺繍に料理、ガーデニングってところか。
ちゃーんと良い子にしてりゃ、優しくしてやるぜ?俺は紳士だからな。

▼アルフレッド
俺の……か、家族みてぇなもんだ。
フランシス(後述)が前人未踏な筈の森の奥地でライオンに育てられていた所を保護して俺ん所へ連れて来た。
不思議な体質で身体が突然成長したりする。力が無茶苦茶強ぇんだよな……。
あとすげぇ可愛いんだ。なあ、聴くか?アルの話。美味い紅茶とスコーンも出してやるから聴いてけよ。
……因みにまだ先の話ではあるが、大人になったこいつは、俺のこい…こ、こ、こ、恋…人…でも、ある……。そ、育ててやったのは俺だけどな!!

▼フランシス・ボヌフォワ
只の腐れ縁な髭でワイン野郎だ。以上。
……。
……。
……俺の同僚で、自称『種族の垣根を越えて愛を届けるさすらいの伝道師』
世界各地を飛び回って動植物の研究や保護、新種の発見なんかをしてる。
なんて言うと実にアクティブだが、要は好き勝手に遊び歩いて抱えた厄介事だけ持って帰って来るはた迷惑な奴ってこった。
こいつがどっかで悪さしてたら、研究所まで送り返してくれ。
ああ、けど美人と見たら男も女も関係ねぇ奴だからな、気を付けろよ。
一応、アルを保護した責任だか興味本位か何かは知らねぇが、定期連絡を欲しがってるから割りと頻繁に連絡を取り合ってる。不本意ながらな。
特技は俺の神経を逆撫でする事だ。

▼本田 菊
俺の、と……友達、だ。
同じ研究所内で働いている事は確かなんだが、肩書きが多過ぎて良く分かんねぇ。
自分が興味持った分野はそこ等の専門家にも負けず劣らず詳しかったりして、頼りになる奴だ。
アルの事も「何でも、そう…何でも!何か変わった事があったら直ぐに!必ず!私に知らせて下さいね」っつって気に掛けてくれてさ……はは、良い奴だろ。
やたらデジカメを持ち歩いてたり、偶に長期間引き篭もったり、"ニジゲン"と"オタク"をこよなく愛するちょっと変わった所もあるけど、んな事は些細な事だ……よな?

▼ギルベルト・バイルシュミット
俺の部下だ。
自分で言うのも何だが不憫なチームに配属されたと思う。
研究所内に実の弟と好きな娘とライバルが居るらしい……が、うちのチームが余りにマイナー過ぎて仕事上の絡みが全く無いそうだ。…けど、俺の所為じゃねぇし……何とかしてやりてぇ気もするが、こればっかりはな……。
兎にも角にも俺の部下になったからにはと一度、妖精の住む島に連れて行った事があるんだけどよ、まあ……案の定見えなくてだな。しかも妖精達を馬鹿にする発言なんかしたもんだから、妖精王に魔法を掛けられて現世の生物に具現化された妖精を一匹頭に住まわされちまったんだ。
この妖精を100人に『妖精だ』って信じて貰わねぇと魔法は解けないんだが……本人が「小鳥を頭に乗っけてる俺様カッコいー!」なんて満足そうにしてっから、まあ良いんじゃねぇかと俺は思ってる。

▼アントーニョ……忘れた
同じ研究所内でトマトを専門に研究してる奴だ。何でも戦意を喪失させる成分があるとかないとか。
それが本当なら、保護も研究も格段にしやすくなるだろうな。
つまりこいつはその研究の生贄として、日々トマトと猛獣に囲まれて生活してるって事だ。
常に絶えねぇ生傷の中には俺が付けた物もあるんだが……コホン。
所でこいつが良くそのトマトを俺に寄越すんだが、一体どういう意味だ?
……まさか、うちのアルを猛獣扱いしてんじゃねぇだろうな……だとしたら野郎、シメる……。
アルフレッドはな、行く行くは俺と並ぶ立派な紳士になる男なんだよ!!

▼ロヴィーノ
アントーニョの部屋で同居してる義理の弟らしい。詳しくは知らねー。
ちっさいアルと外見年齢が同じくらいで、良い友達になってくれればと思ってる……俺は友達、全然いねぇからな……。
いいか、アル。先にしっかり弱みを握っておくんだぞ?
俺は何故か会う度怯えられンだよな。何もしてねぇだろ?まだ。
ああそうだ、因みにアントーニョの絶えねぇ生傷の大半は実はこいつが犯人だったりする。良くど突かれてんのを見掛ける……って、毎日トマト喰ってんじゃねぇのかよ……大丈夫か?あいつの研究……。


以上。
まだまだ居るけど先ずはこんな所か。研究所は一般公開もしてる場所もあるから、遊びに来たけりゃお……俺が案内してやらなくもない。


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