頂いていた拍手メッセージが本当に嬉しくて嬉しくて、完売していたモンハ○パロの一冊目と、手元に残り1冊あるモンハ○パロ本二冊目を再録いたしました!

この年の瀬に、今年一番生命が漲りました……ありがとうございます。
ログインしなければメッセージを拝見できない仕様のため、この度イベントにお誘いくださった友人達にも感謝しかないです。

サイトはページ毎のアクセス数も見れるのですが、今も読みに来てくださっている方がおられるようで、べいえいの力ってすごい!
ゲームをされない方には馴染みのないお話かもしれませんが、少しでも楽しんでいただけますと嬉しいです。

二冊目の本を出す際、一冊目のあらすじと登場人物を纏めたページを設けていたので載せます!
一冊目、もしくは両方読んだ後のちょっとしたオマケとしてお楽しみください。











あらすじ

 モンスター狩猟ゲームにはまっていたアルフレッドは、オンラインプレイで出会った「アーサー」と仲良くなる。ゲームに不慣れな様子、普段自分の周りにいないタイプの真新しさにか好んで世話を焼いていたが、ある時アーサーが初めて自分以外の者とプレイしたことを知る。しかも、アルフレッドとは夜にしか遊べず、通話も出来ないと言っていたのに、現実世界で会ったらしい。納得出来ない、そんな抑えきれない衝動を友人の菊に窘められるが止まれなかった。
 会って遊ぼうと誘うがすげなく断られ、ならば勝手に仲良くなるまでだと、サブキャラクター「マシュー」を使い、アーサーが他の人と遊んだと言うゲームカフェに乗り込んだアルフレッド。
 ようやく見つけた「アーサー」の姿が想像とかけ離れた幼い子供である事、何より自分と共に遊び、育てた「アーサー」というキャラクターに愛着がまるでない様子に打ちのめされる。
 それでも翌日に再び会う約束を取り付けて向かったゲームカフェ。そこに現れたのは、不機嫌な様子を隠しもしない、眉毛の太い男だった。
「お前がマシューか。見知らぬ野郎がガキ誘って、保護者が警戒しない方がおかしいだろ」
「アーサーが悪いんだ、初恋だったのに!」
「お話は終わったですか? 早く僕のゲーム返すですよ、アーサーに貸してあげるのは僕が寝てからだけなのですよー!」
 目が合った緑の双眸は、驚きに満ちていた。男の戦慄く唇が確かめるように小さく呼んだ「あるふれっど」の響きの中に、探していた答えはあった。



登場人物

・アルフレッド  友人とゲーム>女の子、な大学生。ゲーム内で出会ったアーサーと現実世界でも仲良くなりたいと思うようになり、勢い余ってリアルでの出会い頭に告白。

・アーサー  時々昼食が摂れない程度の社会人。最近ゲームばかりしている弟に「面白いのか」と訊いたら勧められたゲームでオンラインデビュー。対人関係に不器用で短気。

・ピーター  アーサーの弟で人見知りしない。想像以上にはまってしまった兄に代わり、昼間にアイテム収集を手伝ってあげていた事がきっかけでアルフレッドと交流を持つ。

・菊   アルフレッドの同級生。自他共に認める廃人ゲーマー。課金はしない代わりに時間を惜しまない。改造は……しない。アルフレッドの暴走を生ぬるく見守っている。

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