@「善逸の疑念」

善逸「なぁ伊之助。俺、最近思うんだけど、煉獄さんと炭治郎ってさ…」

伊之助「あ?何だよ」

善逸「何ていうか、あの二人って仲がいいの通り越して、ちょっと行き過ぎだと思うんだ」

伊「何だ、そりゃ?」

善「見つめ合ってる時間が長いし、ほら、距離感とかさ。そもそも煉獄さんを見てる時の炭治郎の顔なんて真っ赤になってるし」

伊「つまり何だ」

善「だからつまり、あの二人ってそういうことになっちゃってるのかな?」

伊「全っ然わかんねぇ」

善「もしかして対で余ってる感のある俺たちもそういうことになっちゃったりしないよね?」

伊「俺の話聞いてんのか」

善「もしそうなったら、どっちが組み敷かれるんだろう。絶対伊之助だよな。顔、女の子だし」

伊「テメェ、今何つった!?」

善「いやでも無理。無理無理。だってマッチョだし。腹筋バキバキに割れてるし。脱がす前から裸だし。声、完璧に男だし。いくら顔が可愛くても俺には禰豆子ちゃんがいるし。無理だよ?伊之助」

伊「俺は何も言ってねぇだろーが!!一人で勝手に話進めんじゃねぇ!!💢」

ドコッ!

善「んがっ!!何するのよ!?何で急にぶったの!?」

伊「うるせぇ!変な声出しやがって、女みてーなのはテメェの方だ!!」

ボカッ!

善「アーッ!!ですよねェ!?やっぱりそうなりますよね!?やめてやめて!痛いのヤダ!お願いだから蹴らないで〜!!」


〜2021年3月22日

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