おいろけの術!の段

2010/08/09 11:58

仙さまは女装とかおいろけの術を駆使してにんむをこなしていればいいですよね。

どっかの城に潜入してて、忍だとばれたとしても、「…ごめんなさい」って謝っちゃえば殿様も「かわええなあもう!」って言って、ぎゅ!ってして許してくれるよ!

で、時々文次郎が尻の軽い仙蔵にキレる。

「おまえ!そういうのいい加減にしろ!」
「だって!殺されるよりましだろう!」
「毎回毎回!好きでやってんじゃねえのか!」
「阿呆か!そんなわけ…って、何をする!」

おれのもんだって、からだに教えてやるよ…!
いやあああ変態いいいい!

っていうドタバタを聞き付けた伊作が
「何事!?」
って駆け付けたら、夫婦の夜のプロレス的なえらいことになってる。

次の日。仙蔵の体に痣がたくさんできていたので、手当してあげる伊作。

「文次郎にはむかったら殴られた」
「…!仙蔵、今日は部屋に帰らない方がいいよ。僕らの部屋においで」
「わかった。ありがとう」

夜、伊作が不運で帰らないので、留三郎に愚痴る仙蔵。

「…というわけで、もうあいつなんて嫌いだ」
「ほお。なら俺のもんになるか?」
「なるなる!」

じゃれて冗談言って寄り添ってぐっすり。

朝、寝てるところを文次郎に見つかりいつもの殴り合いが始まる。
寝起きの留三郎不利だが、こそこそと逃げる仙蔵。

ろ組へ避難。
長次と花を見たり小平太と町へでかけたりして癒される。
でも、なんだかんだで隣に文次郎がいないことが寂しくなってくる。

その日、ようやくい組の部屋に帰った仙蔵に、文次郎が
「あ〜、その…」
ってもごもご言う。けど、仙蔵が先に
「私が悪かった。許してくれるか…?」
って言えば文次郎も黙ったままこくりと頷いて、仙蔵の方からぎゅーっと抱き着く。
文次郎からも
「ごめんな」
って謝って仲直り。

よかったね!










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