04

今日も授業終わった!後は帰るだけ!ひゃっほーい!




「あ、川上くん」

「あ?」

「美紗ちゃんって何で可愛いんだろう」

「は?波谷頭大丈夫か?」

「はっ!ごめん気にしないで!」




川上君とも少しずつ話せるようになってきた今日この頃です



「波谷〜今帰りか〜?」

「はい」

「そこにあるプリント職員室まで持っていってくれないか」

「え、でも今から帰」

「よろしくな〜」




えええええ先生、私が気が弱そうだから頼んだでしょうぜえええ


しかもなにこの鬼の量のプリント私が運べと...




**

「はあはあ」



やっと終わった...。もう下校時刻過ぎたよしね担任、階段の往復きつすぎ笑えない




あ、運動部いないし校庭通る近道から帰ろ

久しぶりにこっちから帰るな、使うのは遅刻しそうな朝だもんな...


「はあブッフォォォォォォォ」



スプリンクラーが勢いよく飛び出し私に命中した

え、え?何これスプリンクラー?何でスプリンクラーが私の顔面に当たってるの?

あ、もしかして今日スプリンクラーの点検みたいなのするから運動部いないの?だから運動部居なかったんだ...





シャアアアアアアア
シャアアアアアアア
シャアアアアアアア
シャアアアアアアア





何でスプリンクラー何個もあるんだよ!!!全部当たるんですけど!!!!



「ブフォッ...」


誰かに笑われた...屈辱...笑ったやつ滅びろ



「わ、笑いはこらえるなり」

「そういう仁王君も笑っていますよ」

「陽菜大丈夫?」


何で美紗ちゃんも居るの見られたつらい泣きたい



「ははっ」


愛想笑いしてお辞儀して急いで帰りましたよ、ええ。

美紗ちゃんも居たし仁王君と丸井君と柳生君居たし、今なら恥ずか死ねる



「うわあああん」


人気の無いところで泣きながら走りましたよ、はい





(スプリンクラーで爽やかに水浴び)







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