◎04
今日も授業終わった!後は帰るだけ!ひゃっほーい!
「あ、川上くん」
「あ?」
「美紗ちゃんって何で可愛いんだろう」
「は?波谷頭大丈夫か?」
「はっ!ごめん気にしないで!」
川上君とも少しずつ話せるようになってきた今日この頃です
「波谷〜今帰りか〜?」
「はい」
「そこにあるプリント職員室まで持っていってくれないか」
「え、でも今から帰」
「よろしくな〜」
えええええ先生、私が気が弱そうだから頼んだでしょうぜえええ
しかもなにこの鬼の量のプリント私が運べと...
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「はあはあ」
やっと終わった...。もう下校時刻過ぎたよしね担任、階段の往復きつすぎ笑えない
あ、運動部いないし校庭通る近道から帰ろ
久しぶりにこっちから帰るな、使うのは遅刻しそうな朝だもんな...
「はあブッフォォォォォォォ」
スプリンクラーが勢いよく飛び出し私に命中した
え、え?何これスプリンクラー?何でスプリンクラーが私の顔面に当たってるの?
あ、もしかして今日スプリンクラーの点検みたいなのするから運動部いないの?だから運動部居なかったんだ...
シャアアアアアアア
シャアアアアアアア
シャアアアアアアア
シャアアアアアアア
何でスプリンクラー何個もあるんだよ!!!全部当たるんですけど!!!!
「ブフォッ...」
誰かに笑われた...屈辱...笑ったやつ滅びろ
「わ、笑いはこらえるなり」
「そういう仁王君も笑っていますよ」
「陽菜大丈夫?」
何で美紗ちゃんも居るの見られたつらい泣きたい
「ははっ」
愛想笑いしてお辞儀して急いで帰りましたよ、ええ。
美紗ちゃんも居たし仁王君と丸井君と柳生君居たし、今なら恥ずか死ねる
「うわあああん」
人気の無いところで泣きながら走りましたよ、はい
(スプリンクラーで爽やかに水浴び)