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「七貴さん、来てくれる
の?」

『あぁ、行くよ。アイツ等
にも会いてぇし』

「また、俺と試合してよ」

『負けると解ってるのにか?』




俺が意地悪く、そう言うと
おチビはムスッとした。
相変わらずだな。




『嘘だ。いいよ、試合して
やる』

「やった」

「2人共似てるね〜」




まぁ、幼馴染みみてぇなもん
だからな。それから、
おチビは言いにくそうに口を
開いた。




「……燐は大丈夫?」




…そうか、コイツは燐の
存在を知ってるんだったな。




『…変わりねぇよ』

「そっか…」

『…お前がそんな顔しなくて
いい』




今にも泣きそうな顔をするん
じゃねぇ。俺が惨めだろう
が。




『じゃ、バーさん。近い内に
行くよ』

「待っとるよ」

「じゃーね〜」

『おチビも桜乃も仲良くな』




さて、いつ行こうかね。



  




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テーマ「人外ファンタジー」
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