何時ぶりだ?人に名乗る
のは。忘れる程…、人と
話してなかったか。




「いくつなん?」

『あ…』




余裕の3桁なんて言え
ッかよ…。




『…17』




まぁ、身体が17の時の
だからな。嘘は吐いて
ねぇよ。




「俺もや!」




何だコイツ、テンション
たけぇ…。




『あ、俺雪平の直径の子孫
やけど答えられる事が
あれば聞いてや』





ドクン…ッ





雪平の…、子孫?
ふッ…。そうか、アイツの
事だ。どうせ、この状況を
どっかで見てやがんだ
ろうな。




「「よく解ってるじゃねぇ
かよ、梁」」

『おいでなすったかよ。
雪平ァ』




やっぱりな。




『テメェ…、法力だか
何だか知らねぇが妙な光で
俺をこんな…!!』

「「俺がしたのは、お前の
命を救った事だけだ。それ
以外は不可抗力だ、許せ
梁」」

『あァ!?それで済むか!!
おかげさんで俺の人生
狂いっぱなしだッ!!』

「「大切な事を知らねぇまま
死なすのが惜しかった」」




ハ?だよ、ソレ…。
意味解らん。




『にゃろう、一発
殴らせろ!』

「「黙れ」」

『…ッ!』




その場にあったほうきで
俺は押さえ付けられた。
ってぇ、かすったか。




「「わかったか、お前は女
なんだ。力では俺や蔵ノ介
には勝てねぇんだよ」」



 
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