「「白石ー、手伝いに
来たでー!」」
「おー!助かるわ!
千歳と銀は俺と飯作りな。
小春とユウジは飾り付け、謙也と財前は買い出しな!」
「「おん!」」
………。アイツ等が、
俺の為に用意してくれん
のか…。それを、俺が…
俺がブッ壊せば…。流石に呆れるだろ…。俺なんかの為に…。
『…涙を流す必要は、
…ねぇ』
壊してしまえばいい…。
前みたいに…。でも、
何でか胸の奥がいてぇ。
「白石、こんなもんで
よかと?」
「ん〜、ちと濃いなぁ。
薄めてみよか、梁
薄味が好きやねん」
「こんなもん?」
「おぅ、そんなもん」
……。
「蔵リーン、どう?」
「えぇやんか!」
……蔵ノ介、スマナイ。
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