季節の一巡を知らせる
だけのただの桃色の木。
これから、この桃色の木を見るたび俺も何かを感じるようになるんだろうか。




「あ、梁…」

『あ?』




横を向くと蔵ノ介の顔が
ドアップであった。
整った顔が近すぎて、不覚にも…、見とれて
しまった。だが。




グラッ。




「『え』」





バランスを崩した。




ゴンッ!





『グハッ!』


「「…一応断っておくが…、今回は邪魔するつもりは
なかったぞ」」




ってぇ!!後頭部!!
腹にも一発くれやがって!!



「「ところで、平成の雪平」」

『やめろ!!』

「「気分はどうよ?」」

『あ゙!?』



 
第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
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