何で泣く?コイツが。
俺の為なのか?てか、
涙って…。冷てぇもんだと思ってた。知らなかった。涙ってのはこんなに熱い
のか。今までこの熱を知るために生かされてきた
のなら。




『蔵ノ介…』

「ん…」

『笑え』




この時のために生きてきたのなら───




「梁…」



「「どうした?早く休め。
熱がまた上がるぞ、梁?」」


『……』




…にゃろう。
忘れた頃に…ッ!




「今、何か一瞬…」









『このクソ
雪平ァーーッ!!!


「?、?」




俺の人生も捨てたもんじゃねぇ。



 
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