発育測定

こんなの、不公平や…。
神さんはウチの事…






見放したんかァッ!







どーも、八神ッスわ。
今、ウチは悲しい事に
発育測定しとります。







『嫌ァァアアッ!』


「どないしてん!八神」

「どーせ、また伸びて
へん〜!やろ?」





謙也!お前とは、1年の
時以来同じクラスになって
へんかったから解らへん
のや!






『また、伸びたーッ!!』


「「え、そっち?」」

『うっさいわ!ボケ!
中1から35p伸びて
しもたんや!』

「中1ん時なんぼ?」

『143p』

「「今、178p!?」」




コクりと頷く。





『ウチとしては、165p
位で良かったんや!』








なのに…。






『運動部でもあらへんのに
こんな身長いらんのや!
ふざけとんのか!』

「俺と一緒やん」

『うっそ…』





マジでか…!?
てか、まさかの…。





『白石と同じ身長…』

「俺は、八神と同じ
身長、嬉しいで」

『何で?』

「八神と同じ視野で景色
見れるやんか」





コイツ…ッ!






「八神は、嫌なんか?」

『アホ…』






ニコニコと…。







『嫌じゃない…』

「なら、えぇやん」





ポフッと、白石に頭を
撫でられる。白石に、頭を
撫でられるのも嫌いじゃ
ない。





発育測定

(好きになった)





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