いねむり

午後の授業は魔の時間。
そして、その時間は古典と
来た。
生徒のほとんどが倒れている。
(寝ている)
そして、その半数が死んだ。
(爆睡)
アタシの隣も眠っている。
英二だ。





『いつの間に倒れたのさ…』





ま、しょうがないって言えば
しょうがないんだケドさ…。
古典の授業はα波が
出てるんじゃないかって位
眠くなる。
何故なんだ…?











ふと目を開けた。
いつの間にか寝てたらしい。





『いつの間に…』





隣を見ると英二と目が
あった。





『あ、復活してるし…』

「寝てたでしょ、露希」

『それが何よ。…まさか!』

「バッチリ見たにゃ!」






嘘でしょ…。







『忘れて…』







この気まぐれ…。
アタシの隣は気まぐれな
猫です。



後の日差しの中で

(アタシはいねむり)






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テーマ「人外ファンタジー」
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