ねがい星



『ブーンちゃん』

「どうした?露希」






ニコニコとやって来た
幼馴染み。







『今日、流れ星見れるんだよ』






流れ星…か。
小さい頃、露希と
よく見に行ったな。






「何か願い事でも
あるのかよィ」

『うん、1つ』





へー。意外だ。






「どんなん?」

『…ある人のこと』







聞かなきゃ良かった。
正直そう思った。
小さい頃からずっと一緒で
ずっと好きだった。
当然今も好きだ。





「…ある人って誰だよ」





モヤモヤする。
俺はベッドに倒れ込んだ。




「あー、もう寝る」






1時間後…






「…眠れねぇ」






仰向けのまま、空を見た。
空には無数の星。





「こんなに好きなんだなぁ…」





露希のこと…。
その時。







「あ…」







流れた。願ってみようか。
流れ星に君のこと。












に願うのも

(たまにはいいよな)






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