ないしょ




「露希ちゃん。
千歳には内緒やで」

『解ったっちゃ。白石さん』

「ほな、31日な。
露希ちゃん」

『バイバイ!ゆかりちゃん』





2人と別れて、お兄の
寮へ行く。
ビックリすっかね、お兄。





『ただいま〜』

「露希、遅かったとね。
何ばしよったと?」





うッ!

言える訳ないっちゃ!
白石さんとゆかりちゃん
との約束ばい!!





『猫がおったから少しだけ
遊んでたと』

「そうやったと?」

『うん』






バレてへん!
よな…。









31日。







決戦じゃ!!







『お兄〜!!起きるばい!!』

「どしたとね…。露希」

『ゆかりちゃんから、
テニス部で年越すでー!
って』

「わかったばい」






よし、作戦は順調ばい。







『アタシ達は、飲み物
調達係たい』

「もう少ししたら買いに
行くばい」

『うん』






よし!





「露希、そろそろ行くとよ!」

『あ、待って!お兄!』

「大丈夫と?」

『うん、行くっちゃ』






飲み物を買って、白石さんの
所へ向かった。








『「こんちはー!!」』

「お、来たな!ホレ、入り!」





そのまま、白石さんは
リビングへ案内する。





「千歳、入り」

「へ?」

『ホレ、お兄』

「あ、あぁ」






ガチャ






パァン!!






「!!」

「「千歳!
おめっとさーん!」」

「!」

「おめでとさん」

「白石」

『おめでと!お兄』

「露希…、ありがとさん」







年の終りが誕生日のお兄。
来年も優しいお兄で
ありますように。











の終わりに

(お兄の笑顔)






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