跳ぶなッ!
テニスコートにて。
跳んでる奴。
一時は、バカかと思った。
でも、話すと良い奴すぎた。
バカっぽいケド。
『向日〜』
「どうした、八神」
『…何故、その髪型?』
「急に何だよ!」
『否、間違った。
そうじゃなくて、何故跳ぶ?』
「ハ?」
そうか、言葉が
足りなかったか。
このおバカのおチビさんには。
「八神、見下ろすな」
『あ、ゴメン。忍足と同じ
身長だから』
「クソクソ!嫌味か!」
うん、嫌味。
『それより、テニスで
何故跳ぶんだって話』
「ん〜…」
悩むのか。自分の事で。
「…癖?」
『それだけか?』
「多分」
…………。
…ショボッ!
『じゃあ、跳ぶな』
「無理」
『目障りだ』
「お前…ッ!」
『煩いよ、ウサギさんや』
「な…ッ!」
あ〜ぁ、走っていったわ。
「あんまり遊んでやんなよ」
『宍戸。だって、向日
弄りやすいんだよ』
「お前なぁ;」
まぁ、跳んでてもいいよ。
跳ぶ姿が
(可愛いから)