〇〇の秋

どーも、氷帝テニス部
マネージャー八神露希とは
俺の事デス☆





…………






やっぱ、無理。

テンション高くは無理。






「今日も、死んでるな」

『うっせぇ…』

「そんな口きいたら
アカンやん。女の子やろ?」

『うっせぇ…』





煩い、バカ。眠い…。






『スポーツ少年達は、元気に
走ってこい…』

「スポーツの秋やからな」
『俺は、読書の秋だ』

「マネージャーだろ」





喧しい、泣きボクロ。






『じゃあ、聞くが跡部に
とって秋とは?』

「決まってんだろ。
芸術の秋だ」





らしいな、うん。




『てか、お前部長だろ』





ついでだ、他のレギュラー
にも聞いてみるか。







『向日〜』

「ん?」

『向日にとって、秋とは?』

「ん〜、スポーツの秋?」




流石だな、忍足と同じ
答えだ。







『ジロちゃ〜ん』

「何〜?」

『ジロちゃんにとって、
秋とは?』

「昼寝の秋〜…」






お前は、何時もそれだな…。





『宍戸〜、チョタ〜』

「ん?」

「あ、八神先輩」


『突然で悪いんだが、
お前達にとって秋とは?』


「ん〜…、スポーツの秋
とかか?」

「俺は、芸術の秋ですね」



ピッタリだと思うよ、
2人とも。





『さ〜て、次はッと…。
あ!樺地』

「八神さん…
何ですか…?」

『樺地にとって秋とは?』

「芸術の秋…ですかね…」





さすが跡部の付き人。







『お、滝〜』

「アレ?八神、
どうしたの?」

『滝にとって秋とは?』

「俺は〜…、読書の秋だね」





俺と同じだ。





『ラストは、日吉〜』

「……」

『シカトすんじゃねぇ、
ぴよし!』

「…何ですか」

『ぴよしにとって秋とは?』

「読書の秋ですよ。
文句ありますか」





可愛くないねぇ、全く。
兎も角、結論。俺たちに
とって秋とは?の答えは…
俺達の性格が出る!




ってさ

(人それぞれの個性が出る
季節)





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