わかってる!

どーも、露希です。
ウチは今、生徒会の資料に
目を通しています。何故?
それは、ウチが生徒会長
だからに決まってる
でしょう。




「露希〜」




知ってる人は知っている。
言わずと知れた四天宝寺一の
有名人。そしてモテ男。
そう、四天宝寺テニス部
部長、聖書こと白石蔵ノ介。




『どした?』

「好きやで」

『ん、ありがと』





そして、ウチの彼氏だったり
する。カッコいいよね。
今みたいにたまに甘えたが
あったり。でも、欠点が
1つ。








欠点は…。








「露希〜」

『…何』

「愛しとるで」

『…ん…サンキュ』





そう、しつこいッ!
解ってるんだよ?
何回も言わなくても。
でも、かれこれ十数回
言われてる。





「露希〜」





プチッ






ウチは、蔵ノ介目掛けて
資料をぶん投げた。








パンッ!



「ホブッ!」





資料が蔵ノ介の顔に、
クリーンヒットした。






『解っとる事何べんも
言わんでえぇ!ハズいわ!』

「…ハイ」





ふいッと顔をそらす。
絶対、今顔真っ赤だ。
でも、好きな人に「好き」
って言われるのはやっぱり
嬉しいよね。












大丈夫だよ

(アタシも好きだから)





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