bonule




ピンポーン



誰だ?こんな時間に来る奴は。
まぁ、インターホン鳴らしてる
からな。




『はい』

「白石やけど」

『!!』




何で、白石さんが俺ん家知って
んだ!?白石さんが風邪で休んだ
時は謙也さんと財前しか俺ん家は
知らないハズ…。



『謙也さんか!』




慌てて玄関へ行く。何で、白石
さんが…。




『白石さん!どうしたん
ですか!?』

「確認したくて…」

『ハ?』




白石さんの顔が、真剣だった。
動けなかった。




「終夜さん、これ俺等の事やろ?」

『!』




気付かれた。そんなに解り
やすかったのか?




『…ハイ、迷惑ッスよね』

「全然!逆に嬉しいわ」





やっぱり、白石さんは優し
すぎる。







だから、辛い…。









「終夜さん、どしたん?」

『え、何でッスか?』

「泣いとるし…」





嘘だ。





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