え…。
何が起こった…?
「それ以上、その娘の耳を汚す言葉を吐かんといて貰おうか」
『蔵ノ介!?何でここに…!?』
「何だ!お前は!?」
「白雪無事か?」
「私は無視か!?」
「おっと、これはお初にお目にかかる。
私は、プラリネ王国第二王子蔵ノ介」
だ…。
第二王子…。
蔵ノ介が…!?
『ちょ…!蔵ノ介!俺の事解る!?』
「正気や、白雪」
「な…、なな…ッ!」
もう、俺の頭の中は真っ白。
「ルトどの、この事が公になれば貴殿の評判が落ちるのでは?」
最初からそんな高さにないよ…。
「なッ!」
「そこで誓って貰いたい。二度と白雪には近付かないと」
…蔵ノ介。
「誓うッ!」
「さて、白雪。罵るんなら、今やで?」
『…うん』
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