雪と星が降る夜は


『…さぶ』

「誰が流星群が見たい
って?」

『…うッ』



全く、冬じゃないと
見られないとか大騒ぎ
したくせに、寒い寒い
抜かしやがって…。



「寒いなら何か羽織って
来い!」

『大丈夫かなって思った
んだよ…』



コイツの頭は沸いてん
じゃねぇのか…。今日は
冷えるって言ってた
だろうが!



『…ッくしゅ』

「ったく、風邪引くぞ」

『わぷッ!』



全く、言わんこっちゃ
ねぇ…。



「風邪引かれたら
こっちが困るんだぞ、
結」



しかし、何故…。



「何でまた、流星群が
見たかったんだ?結」

『…ッ』



言いたくない理由でも
あんのか?



『…っと』

「あ?」

『〜ッ!ずっと、跡部と
いられますようにって、
お願いしたかったの!』

「…!」



結構…、可愛い所あるん
じゃねーの。顔真っ赤に
して…。



「結」

『…何』

「そんなの解りきってる
だろうが。俺達はずっと
一緒だ」

『うん!』

「お、流れた」

『え!?嘘!』



それと同時に…。



『雪だぁ…』



星と共に雪が降りだした。


『綺麗…』



そう呟く結の肩を
そっと引き寄せた。




降り注ぐの粒は

(俺達の上へと降り注ぐ)




†アトガキ†
雪の日に書いたもの。
今更かっていうね。
まぁ、気にしないことに
した!









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