プレゼントは


黙っていればカッコいい
のにって思う奴は、
クラスに必ず2、3人は
いる。だが、テニス部は
もう問題以上だ。



「小春ぅ〜!」

「ユウく〜ん!」

「…相変わらず、ラブい
のぅ」



絶頂部長にスピード
スター、毒舌後輩に
放浪者。そして、
コイツ。ガチホモ。



『…誕生日のクセに』



…それにしても、なんで
アタシはガチホモ
なんかを好きになった
んだよ。



「結!」

『なんや…』

「なんもないんか」

『…関係か?』

「それは、幼馴染み
っちゅー関係がある
やろ!」



そう、だからめんど
くさい。



「そうちゃうくて…」

『プレゼント、何が
えぇの』

「へ?」

『今日、誕生日やろ。
ユウジ』



何で目を見開く必要が
あるんだ。



「何でもえぇの…?」

『えぇよ』

「…結」

『ん?』

「結が、欲しい」



…マジか。



『…いいよ』

「へ?」

『アタシをやる』

「…男前やな」

『そりゃどーも』




へのプレゼントは

(男前なアタシ)



アトガキ
ゴメンよ、ユウ君。
テスト近くてそれどころ
じゃなかったんだよー!
兎に角!ユウ君、
HappyBirthday!









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