投げ出す詩


コツコツ、カチカチ。
無機質な音が部屋に
響く。コツコツ、
カチカチ。コツコツは
俺のシャーペンの音。
カチカチは光のマウスの
音。



『…アカン、詰まり
よった』

「…俺もや」



俺の得意なこと。
それは、詩を書くこと。
光が得意なこと。
それは、曲を作ること。
たまに、合作にして
たまにアップしたりも
する。



『…甘いもん食べたい』

「…俺もや」



『光』
「結」



椅子をクルリと回転
させると光と向き
合った。回るタイミング
まで一緒かい。



『「善哉食いに行こ」』



ピッタリハモった。
ニッと笑い合って俺は
シャーペンを机に投げ、
光はパソコンの電源を
切った。



『「いってきます」』



そして、外に飛び出し
光は自転車、俺は光の
後ろ。



「よっしゃ行こか!
結」

『おん!』



ここまで似てる俺達は
他の人が羨ましがる
双子で良かったと思った。



『光』
「結」



『「アイデアでた」』



その中、俺達は同じ
タイミングで詩と曲が
浮かび出す。




投げ出す

(たまにはスランプも
いいかも)



†アトガキ†
双子を書きたくなった!
シリーズ化したりして。









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