魔王召喚!!


『神出鬼没だよね…』

「黒いよな…」

「目が笑ってないナリ…」

「恐いッスね…」



アイツは恐い…。何で皆
解らないんだ!あ、猫
被ってるからか。



「でも、倉田の扱いは
ひでぇな」

『でしょ…』



何でだよ。



『あれはもう…』

「『魔王…』」



「誰が魔王だって?」



え゙ッ!?




「『!?』」

「そんな事言う口はこの
口か?」

『ッ!』

「倉田。今ここで
キスすんぞ、こら」

『ひィッ!』



何で!何でいんの!?



『ちょ…ッ!助けて!!』

「「ムリ…」」



薄情者ーッ!



「倉田、そんなに
俺の事嫌い?」

『嫌いじゃない…』

「じゃあ、何?」



ジリジリと詰め寄る
から、アタシもジリジリ
と後ずさる。



『…恐いッ!』



我慢できずにそう言って
アタシはダッシュで
逃げた。だって恐いよ!




。゜。†。゜。




「…幸村くん」

「大丈夫か…?」

「…ふっ」

「「?」」

「ふふッ、はははッ!」

「「!?」」



幸村は大爆笑だった。



「いいね、結のあの
顔…ッ!ゾクゾクする…」



ウットリとする幸村を
見て3人は思った。



「「(魔王がいる…)」」




召喚!

(誰か助けて!)




アトガキ
ごめんなさい。ただ、
幸村にキスすんぞって
言わせたかっただけ。









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