悪魔を目覚めさせた



悪魔なんている訳が
ない?いるのよ、
それが。アタシの



『…また、デビル赤也に
なってるわ』

「あ、結」

『丸井、仁王…』



そうよ、仁王。コイツが
赤也を悪魔にしたのよ。
許さないんだからッ!



『仁王に用はないわよ』

「ひどいのぅ」

「あ、結!」

『赤也、お疲れ』



いつの間にか、試合は
終っていて赤也が
アタシの元に走って
きた。赤也はアタシの
事が大好きで、アタシも
赤也の事が大好きなの
よ。え、シスコン?
ブラコン?アタシ達に
とったら褒め言葉も
同然よ。



「また来たのかい、結」

『幸村』



幸村は普通に仲良い
わよ。同族って言われる
けど、別にそんな事ない
のよ?(ニコッ



「赤也、そろそろ逃げ
ないと大変なんじゃない
か?」

「あ!?」

『何で、大変なの?
やなg「赤也ーッ!」




あら、この声は真田ね。
相変わらず、声大きい
わね。



『柳、赤也また何か
やらかしたの?』

「赤也、今日も遅刻を
したんだよ」



あらあら…。それは
怒られないといけない
わね。ゴメンね、赤也。
今日は助けてあげられ
ないわ。



『遅刻はいけない事
だもの』

「でも、俺達の場合
イテェよな」

「…プリ」

「仁王君も常連ですもん
ね」

「俺もとばっちり
食らったしな」



え?とばっちり?




パァンッ!



『!』



……え、裏拳?
……叩いたの?
赤也を!?




『なんてこと…』

「結?」




『真田ァア…ッ!』

「「!?」」

「結!?」

『何、赤也ひっぱたいて
んのよ』

「落ち着けって結!!」

『赤也は黙ってなさい!』



赤也の顔が腫れたり
したらどうしてくれん
のよ。



『幸村も笑ってんじゃ
ねぇよ』

「ッ!」

『赤也に手ぇ上げたら、
真田だろうが幸村だろう
が許さねぇからな』



他の奴等はいいけど、
別に。赤也だけは
許さないわよ。(ニコッ




を目覚めさせた
(否、魔王か)



「俺に物申す女子初めて
見た…」

「それは同族だからな」

「……真田君、大丈夫
ですか?」

「…ぅむ」




アトガキ
シスコン、ブラコンて
少し憧れたりします。









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