逃げても無駄♪




何で?何で?



「結、見〜っけ」

ぅわぁッ!?



あ、紹介が遅れました。
どうも、倉田結です。
ただいま、私厄介な
モノに付きまとわれて
まして。



「見〜っけv」

何で!?



あ、別にかくれんぼを
している訳じゃないんだ
よ。それでも、逃げてる
のにはかわりないんだ
けども。



『何で見つかるんだろ』

「センサーでも付いて
いるんじゃないか?」

『……それはそれで
怖いよ、柳』



ホントに何でだろうか。
どこに逃げても、どこに
隠れても必ずと言って
いい程見つかる。だが、
その前にだ。何故、
幸村はアタシにかまう
んだ?



『何故…』

「それは俺が結の
事が好きだから」

「『!?』」

「やぁ、柳」

「精市…、お前」



うわぁ、流石の柳も
引いてるよ。テニス部
よ、君達の部長はどこか
おかしいと思うよ。
1回、精神科と脳外科の
受診を勧めるよ、ガチで。



「さぁ、結」

『ひッ!』

「覚悟しろよ?」

『柳!あとは頼んだ!』



逃げるが勝ちと言う
こともある!



「精市」

「ふふふッ。見てて
飽きないよね」

「…倉田、どうやら
逃げても無駄みたいだぞ」

「さぁ、探そうか。
結、俺からは
逃げられないんだよ」




逃げても駄♪
(誰か彼奴からかく
まって!)









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