鬼ごっこ


冗談でしょ?ども、
倉田デス…。私は、
逃げてます!
え?誰から?それは…



「ちょっと、待ってよ!
倉田ちゃん!」

『待てと言われて待つ
バカいないでしょ!!』



解ったでしょ?そう、
女好きさんに追い
かけられてます。



『誰か助けて!』



って言って助けてくれる
人なんている訳ない。
千石って奴は苦手だ…。
何か女の人を取っ替え
引っ替えってイメージ
が…。



「危ないッ!」



えッ?ふッと地面が
消えた。階段か…ッ!



『……ッ』

「ハァ…ッ、ハァ…ッ」



私は千石に抱きしめ
られてます。正しくは、
落ちそうになった私を
引っ張ったんだけど。



『千…石…』

「心臓、止まるかと
思ったよ!?」

『…ゴメン』

「怪我無いね!?」

『う、うん』

「良かった〜!」



何か、悪いことしたな。



『千石』

「何?」

『ゴメン、ありがとう』



そう言うと、千石は
驚いた顔をした。でも、
すぐに笑った。



「どういたしまして」



千石のイメージは大きく
変わった。女好きには
変わりないけど。
優しくて



カッコいい




(これからは逃げない
でね)
(ゴメン、それは無理)
(何で!)
(追い掛けてくるから)



†END†
ゴメンね!キヨ!
君の話し方はよく
解らないよ!
駄文ですんまそん!









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