このままサボっちゃ
おうか


空は青い、雲は白い。
何て、当たり前の事を
考えてみる。そして、
いつも同じ声に邪魔
される。



「倉田ちゃん!」



ホラ来た。



『いつも暇だね、君は』

「そーでもないよ?」



否、女の子に声をかける
くらい暇なんでしょうよ。



「今日、外気持ち良いね」

『そうね』



風もあるし、気温も調度
良い。グラウンドの方
から声がした。下を
見ると授業が始まって
いた。



「あー、授業始まっちゃ
ったかー」

『千石君は行かなくて
いいの?』

「うん、倉田ちゃんと
一緒にいたいし」



キラキラスマイル。



『ふーん』



変な人。



「このままサボっちゃ
おうよ」

『いいよ』



何だか、解らないけど
千石君の隣は居心地が
いいから。ま、いっか。







(寒くない?)
(大丈夫)










人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -