雪に埋まれ


寒ッ!



「お!雪じゃねぇか!」



さみーと思ったら雪
降ってんじゃねぇか。
その前に、雪で何故
テンション上がる?
解らん…。



「結!外行こうぜ!」

『嫌だ、寒い』

「チビスケ達はもう外に
いるぜ?」

『!?』



あのリョーマが!?



『そうか。だから、雪
降ったのか…』



何て単純な考え…。



「行こうぜ!結」

『…見るだけだぞ、
リョーガ』



とは言ったが…。



『出るんじゃなかった…』



寒いッ!



「結!」

『ハ…ぶッ!



雪玉がアタシの顔に
クリーンヒット。



『…』

「大丈夫かー…」

『大丈夫に…
見えんのか!
コノヤロー!


「「ですよね!!」」

『当てたのは誰かな?』

「結、目が笑って
ねぇよ…」



煩いよ?



「当てたのは桃先輩」

『…桃〜?』

「スンマセンでしたッ!!」



埋まってしまえ…。
雪玉を持った時。



「ハイ、
ストーップ」


『リョーガ』

「何だ?」

『放せ』



抱き締めんな。



「やーだね」



コノヤロッ!



『はな…せ…』



額に違和感があった。



『何…した…』

「おでこにキス」



アタシは顔に熱が集まる
のが解った。



『バカリョーガ!』

「ひどーい」

『お前なんか雪に
埋もれろ!』

「そこまで言うか!?」



こんなにドキドキして
顔まで真っ赤になってる
のは雪を触ったせいだ!






(結)
(来んな!バカリョーガ!)










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