氷帝テニス部よ、永遠に


跡部部長の指の音。
忍足先輩と向日先輩の
笑い声。宍戸先輩の
ため息。ジロー先輩の
いびき。滝先輩の計測。
何もかもがなくなった。



『…物足りない』



何かが。それが何かは
解らないけど。



「倉田」



呼ばれて振り返って。
そこにいたのは。



『日吉。チョタ、
樺地も…』

「何してたの?」



何、してたんだろ。



『…黄昏てた?』

「何で疑問なんだ」



何でだろうね。









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