「まぁ、兎に角キスしろ
や」

『テメェはどうしても
そこに持っていきたいん
やな、志田ァ…』

「王子!はよ、姫を
お助け下さい!」



何やねん、ニヤニヤ
しよってからに…。
腹立つわぁ…。クソッ。
あ、あの手や。



パチンッ。



「おっと、何故か証明が
落ち…」



ちゅ…



「「リップ音〜ッ!!」」



『コレでいいんだろう
が。クララ姫』

「白i…クララ姫の顔が
真っ赤や!」



まぁ、会場からは
ホンマにキスしたん!?
とか悲鳴とかめっちゃ
聞こえた。



『喧しわぁ…』



キャスト紹介をしてた
が、王子の正体だけは
明かされずに…。



「王子は…え?通り
すがりの王子様…。
って、王子おらんし」

「「王子誰やったん
やろ…」」



部室…。



「そういやホンマに
したん?」

『してへんわ。マイクで
リップ音出してん』

「せやったら、蔵リン
何で顔赤かったん?」

「あ…、暑かった
んやッ!」




嘘やな。やって、
ホンマは白石の耳元で…



『ホンマのキスは後で
したる。覚悟しぃ?』



て、囁いてやった。




本当の雪姫は

(男前過ぎた)




†アトガキ†
書いてしまった…。
何だ、この産物は…。
ハハハ、笑えない…。









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