2024/02/24(Sat) ▼Blog
:ガンダムSEED FREEDOM 2回目見た感想




私が人生で初めてリアタイしたガンダムシリーズはガンダムSEED DESTINYでした。

当時キッズだった私が憧れた年上のカッコいいお兄ちゃんのシン・アスカくん。
絶対的神である前作主人公を倒して視聴者から反感を買い、その親友も半殺しにした挙句メンタルデバフを食らい最終的に逆転した主人公サイドからおもくそに叩きのめされたシン・アスカくん。

まさか20年の時を経て彼の評価が上がる時がこようとは。令和っておもしれー。


ということで、2回目のロマンティクスをキメてきた感想などを書き殴っておこうと思います。(「シンちゃんかわちぃ!」って話が9割です)



■冒頭7分で映画料金のおつりがくる
ガンダムで一番好きなのってMS発進シーンかもしれない。
名前とMS名名乗って飛び立つだけなのに何でこんなに個性出るの……?
それにしても「シン・アスカ、ジャスティス行きます!」がしっくりこなさすぎていつも笑ってしまいますw本人も不殺実行中とは言え、戦い方がぎこちないのなんのwまぁ、あんな全身刃物みたいなMS扱えるのってアスランだけだからな……。
隊長の命令守って一生懸命不殺してんのかわちぃね。盾外して民間人守ってる姿におばちゃんは胸がいっぱいになってしまったよ。
国境侵犯させないように陣営問わず無双しちゃうキラさん、後のことを考えるとこの時点でめちゃくちゃ精神追いつめられてたんだな……。シンちゃんなでなでして癒されろ(アニマルセラピー)
冒頭の戦闘介入だけで視聴者は満面の笑みです。


■キラさんに頼ってほしいフリーダム・キラー(かわちぃ)
気が強くて高飛車な同期の女の子にボロクソに言われても言い返せず、年上の彼女に庇ってもらうシンちゃん。昔なら何も考えず口喧嘩になっていただろうに……。議長におだてられていいように使われてたって自覚があるから言い返せないんだろうなあ。キラの「一緒に戦おう」の言葉に救われてザフトに戻ってコンパスに出向して来たんだと思うと、そりゃあキラさんキラさんって懐くよなって。SEED時代からぜーんぶキラに丸投げだった色々な重荷を一緒に背負いたいって言ってくれる貴重なワンワンなのに、周囲からはフリーダム・キラーだから隊長から信頼されてないんだなんて思われてて、不憫すぎてかわちぃ。


■キララクの人間味が戻ってきた
デスティニーのキララク、ちょっと苦手だったんですよね。宗教じみてるというか、達観しすぎて「ちょっと何言ってんの???」って感じだったので。
でも劇場版のキララクは愛し合ったりすれ違ったり、人間臭くて良いなって思います。嫌がらせで揚げ物たくさん作っちゃうラクス様はさすがに可愛い。あと小説版チラ見してわかりましたが、この辺りのラクス様の心情って結構複雑なのですね。「ミーアのような犠牲者を出さないためにも、民が求めるラクス・クラインの席を空けてはいけない」って、えぐい……。アコードであるラクス様は民衆を導く運命を背負っているのでしょうが、生まれて成長して形成された人格で選んだ愛する人と静かに暮らしたいっていう願望がどうしても叶わないジレンマみたいなのもあったのかな。ちゃんと小説読もう。


■ベレー帽かわちぃ!!!!
ファウンデーション到着時に輸送機から降りて来たラクス様に敬礼していたベレー帽姿のシンちゃん、かわちぃ!!!一生被ってろ!!!!一生ポチャッコでいろ!!!!!!!(サンリオコラボ)


■剣技ができるなんて聞いてないんですけど!?
そ、そっか、MSパイロットの姿ばかり見てきたけど、シンも一応ザフト兵だもんね、白兵戦の訓練とか受けたんだもんね、剣くらい使えて当然だよね……は?????(混乱)
いやでもMS戦と銃撃戦の時代に剣って……ゴホンゴホン。
そんでもって訓練受けてないキラ隊長は剣など使えるはずもなく、それをわかった上で馬鹿にしてきたんだろうな、ブラックナイツ。フリーダム強奪事件の時にブラックナイツとヤマト隊に何かあったみたいだけど、その辺OVAとかでどうにかできませんかね。情報ほちぃ。
敬愛する隊長がなめられて黙ってる俺たちのシン・アスカじゃないぜ!「ここは俺が!」って言い出す忠犬っぷりである。そしてしっかり負けてアグネスにこき下ろされる腰巾着シンちゃんがかわちぃまでがワンセット。だがこれは、後半の戦果のための徹底的なフリなのであった……。


■いっぱいたべるきみがすき
ダンスパーティーとかしちゃうくらいお上品な食事の席でチャーハン(?)をガツガツ食べるシンちゃんに観客全員ほっこりしたに違いない。「クソガキめ、いっぱい食え」って思ったでしょう?そうでしょう??
オーブにいた頃も中流階級ぐらいの家庭っぽかったし、テーブルマナーとかあまり知らないんだろうな。議長とお食事した時も居心地悪そうにしていたような……。
あとルナとアグネスがギスギスしてるところに「何話してんの〜?」って能天気に現れたシンが両手に持ってたケーキ皿、ルナと食べようと思って用意してきたのかなって考えたらおばちゃんの心臓が張り裂けた。ワンコ属性、年下彼氏属性。君はこの映画でどれだけバフをもらうんだい……?
その後のシンルナ初夜失敗事件は、ここでは語るまい。レッツゴーPixiv。お前のシンルナと俺のシンルナでバトルしようぜ!!!


■三つ巴戦で何が起きていたのかようやくわかった2回目
ミケール大佐捕獲作戦、1回目に見た時は正直どの陣営で何が起きてるのかさっぱりだったのですが、2回目でようやくわかりました。
ミケールを捕獲したいコンパスと、デスティニープランを実行したいファウンデーションと、核を撃った側に仕立て上げられてレクイエムを撃たれるはめになったユーラシア。なんちゅー展開だよ。そしてこのご時世にアニメだろうと核爆弾を落とすガンダムというコンテンツよ……。なのに主要キャラは全員殺しきれなかった爪の甘いブラックナイツ。何しとんねんお前らほんとに。……でも核を三発も撃って生きてる方がおかしいような。あれ……???


■私が知ってるズゴックじゃない
すんごい強者エフェクトかかってるズゴック、面白すぎてだめだったwww
黒背景に謎の圧を放ちながらふらりと起き上がるズゴック、ゴリゴリ近接戦ズゴック、アスランが乗ってるズゴック。面白すぎる。一番面白いのは人気投票の中間発表で4位にランクインしてるズゴック。ジャスティス超えて愛されすぎでしょwwww君がMVPだよ、間違いなく。


■シンの士官室で泣いてるルナマリアあああああああ(泣)
これ、遺品整理してましたよね……?床に段ボールが散らばってましたし。MIA扱いになったってことはこういうことなのか。でも帰ってきてほしいから整理が全然進んでないし、マユの携帯もそのままだし。メイリンの時といい、ルナマリアには辛いことが続くな……。
あとここにいたハロはシンのハロってこと……?アスラン、シンにハロあげたの??情報求。
なのに「へへへ、手を上げろ」ってハイジャック犯のフリしておふざけしながら帰って来たシン君はあとで職員室に来なさい(怒)


■准将のへにょへにょパンチと一佐のザフト仕込みガチパンチの両方を食らった駄犬
軍事訓練受けてない准将のへにょへにょパンチ。フリーダムに乗ってる時とは正反対の弱々しさでしたね。なのに「君らが弱いから」「僕がやらなくちゃいけないんだ!」とか言っちゃう。本心では戦いたくないって思ってる優しくて怠け者な普通の青年キラのアンバランスな部分が出ちゃってる。そして本気の粛清パンチをしてくるアスランお前ェ……。その構えはいくらなんでもガチすぎるんだよぉ……。足まで出ちゃってるじゃん。なのに何度ぶっ飛ばされても諦めない准将。いいよいいよ、泥臭くて青臭くていいよ、ブロマンスって感じ。
そしてまさかのアスランを止めに入って二人からぶん殴られるある意味役得なシンちゃん。かわちぃね。あの状況で「やめてください、キラさん!」ならわかるんだけど「やめろアスラン!」だったの、とってもおりこうさんなワンワンでしたね、かわちぃね。


■演出がもはやファンサ。最高な第三幕
よっしゃーファウンデーションにカチコミに行くぜ!ってなった後の爽快感、半端なかったですよね。これまでの鬱憤を全部吹き飛ばしてくれるくらいの爆発力。脚本における第三幕ってやっぱりこうじゃなくちゃ!
・デスティニー!
格納庫で愛機をキッズの目をして見つめるシン、最高。そしてそんな後輩を「やれやれまったく」って顔で後方上司面して微笑んでるアスラン。お前ら本当に仲いいな。
それにしてもオーブさん、試験用に回収した機体に核エンジン乗せたり最新鋭コックピットに取り換えたりしちゃうんだ……。オーブだけは、敵に回さん方がいい……(震え声)
・ミレニアムの異次元回避
ノイマンさんはやっぱりスーパーナチュラルだった。戦艦で、しかも重力の下であの動きはやばい。
・「シン、ミレニアムを頼むね」「ワン!!」
え、ワンって言ってましたよね???(幻覚)
キラさんから任された!キラさんから頼られた!←すんごいバフ。「変だったかな……?」って聞いちゃう、頼り慣れてないキラも良かった。キラシンずっと見たいゾ。
・バジルール戦法
ああああああああああああああああああああ(泣)
・インパルスSpecU
コアスプレンダーからの合体が非採用になったのは残念だったけど、バックパックを換装するストライクみたいな運用の仕方になったのは個人的にムネアツでした。
デスティニーの動力が新しくなったから彼氏とラブラブデュ―トリオンビーム💗ができるようになったのも良い……。いよいよもってルナマリアの愛機ってイメージ。
・ズゴック串刺し、からのジャスティスチラッ
どう設計したらその中にジャスティスが入るんだよ(笑)
本当にズゴック面白すぎてだめ、条約で使用禁止して(笑)(無茶言うな)
・ラクス様、そんな防御力の低いパイスーで出陣なんて困ります、ラクス様ーーー!?
ラクス様のパイスーだけ素材違うんですか??お〇ぱいが揺れてましたよ。あんなんで何を守ってくれるって言うんですか!ラクス様困ります、ラクス様ーーーーッ!?!?
・エロ妄想ハレンチ野郎
何やってんだお前ェェエエエエエエエーーーーーッ!?!?!?
ほんと、迷いがないアスランって強いんだな(遠い目)
・結局ディスラプターって何なんだろう
キラ様とラクス様の愛の共同作業、ディスラプター。なんか意識リンクして物陰にいる艦隊を壊滅させてたけど、結局ディスラプターって何なんですか……?ラクスの愛……?あ、ああ、そう……。


■デスティニー信者がようやく成仏する時が来た
『デスティニーは強いんだ! デスティニーは最強なんだ! 議長がシンのために作った機体が弱いわけないんだ! デスティニーはなぁ!!!』
と、じたばたしていた当時キッズの私、安心しなさい。20年という時を経て、デスティニーが鬼強いことが証明されて我々はようやく成仏することができます。
バフが幾重にもかかった最高に調子のよいシンが乗るデスティニーは、当時と比べたらまるで別物でしたね。デスティニーは強いって信じてましたよ、ええ。でも誰もここまでとは思っていなかったんですよ、ええ。だって動力と装甲関係は向上してるけど武装とかは据え置きって言ってましたよね?旧型だって。……こんなに強いなんて、おかしいな(混乱)
どさくさに紛れて艦沈めたり、新型のブラックナイツ四機相手しながら彼女のピンチにデュートリオンビームしに行ったり。「なんか、無双してんな……」って唖然としてたら分身しちゃうし。それミラコロの残像じゃなくて普通に実体あるよね?おかしくない???そこまで強いなんて聞いてない!!!あとやっぱり対艦刀が似合いすぎる!!!!
最後にレクイエム破壊しに行った時にムウさんから貰ったブースター、何なんだろう。足につけてましたよね、推進力の他に武装もあったような。ミーティアみたいなやつ???小説の下巻読めばわかるのかな。パンフレット売り切れててさっぱりわからん。
とにかく凄まじい働きぶりでしたね。これです、これを見たかったんです、我々は(泣)
キラ隊長も驚きで椅子から転がり落ちるくらいの戦果に、デスティニー信者たちは感嘆の涙を流して穏やかに天へ召されたとか。


■総評:シンちゃんはかっこよくてかわいい
ワンコ、後輩、年下彼氏、ムードメーカー、頼れる狂犬。色々な活躍を見せてくれたシンに温かい言葉が集まっているこの状況に、私は後方母親面で腕を組みながら頷いてます。「どや、うちの子すごいやろ???」って。
私が見たかったシンとデスティニーが全部詰まってて、無事昇天です。ありがとうサンライズ……ありがとう……。


他にもたくさん語りたいことがあるのですが、終わりがなさそうなので一旦ここまで。
シン・アスカとデスティニーのオタクは20年の鬱憤が全て晴らされたと言っても過言ではないくらい大満足の映画でした。しばらくはガンダム熱が続きそうです。円盤はよ。









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