2024/02/04(Sun) ▼Blog
:ゲーム・オブ・スローンズ全章見終わりました。




 年末辺りからインプットを兼ねてずーっと見ていたゲーム・オブ・スローンズ(以下、ゲースロ)。
 今日やっと、最終話を見終わりました。

 そもそもなぜ今ゲースロを見始めたのかと言うと、2024年に全世界配信する「Concordia(コンコルディア)」というドラマに人生の最推し中島健人さんが出演するということで、プロデューサーのフランク・ドルジャーさんの代表作であるゲースロでどんな映像になるのか予習しておこうかと思ったのが始まりです。

 作品名を直訳すると、「玉座の遊戯」でしょうか。七王国を治める鉄の玉座を巡り、様々な血生臭い戦いが勃発する群像劇です。


 初見、私はいきなり挫折しそうになりました。
 登場人物や国名、家名が、とにかく多い……!💦
 現実でも人の顔と名前を一致させるのにめちゃくちゃ時間がかかるきっきさんはメモを取りながら見ていましたが、それでも覚えられない。たまらずネタバレサイトで相関図を開き、照らし合わせながら見ていました。

「スターク何人いるんだ……?」
「彼はスターク?」
「あの子もスターク?」
「こいつはスタークじゃない……?」
「スタークだけどスノウ???」

 スタークのゲシュタルト崩壊です。

 これ、映像作品だから映像や音を駆使しして「まぁ、四の五の言わず見ろ」ってできますが、字だけだときっついものがありますね……。自作では気を付けたいところです。

 でも回を追うごとにキャラクター全員を深堀できて、だんだんと相関図を見なくても物語にのめり込めるようになりました。それってキャラクターの名前だけではなく、生まれた家がどんな家で、そこの土地にはどういう風習があって、どういう人間たちが暮らしていて、って、バックストーリーが綿密に描かれていることが大きな要因なのではないかと思います。
 ただ名前を付けるだけではなく、名前を付けたからにはその世界で生きてもらわないといけない。全員、同じ濃さで。ネームドキャラが乱立する群像劇を書くのが難しい理由がなんとなくわかった気がしました。
「群像劇書きたいよ」って人は、一度見てみることをお勧めします。ただし、家族の前では見れませんが😇(エログロ注意)
 最後、死者の軍団と戦うために七王国の騎士たちが集まったのはまさに「群像劇」で、胸熱でした。


 ゲースロはとにかく愛で狂っていく人物を眺める物語でしたね。
 最終話でジョンが言っていました。「愛は義務を殺す」と。
 ジェイミーがブランを突き落したのはサーセイを愛していたから。サーセイが徹底的に敵を排除しようとしたのは子供を愛していたから。デナーリスが最後に衝動的に街を焼き払ったのはたぶん、正しい自分を誰も愛してくれなかったから。

 正しい人や優しい人が間違いを犯すのは、大抵は愛のせい。何の理由もなく非道なことをすると真実味が薄まってしまう。でも愛が理由であれば、倫理観はともかく説得力は増すし、同情できる部分も生まれて結果的にキャラクターに魅力が増す。現にジョンは義務で愛を殺しました。これはこれからの創作でも見習っていきたい部分です。


 あとはとにかく映像力の暴力だったので(言い方)、ゲースロを見たからと言って文章が劇的に上手になるわけではないと思うのですが、「世界観を創る」ことに注目して見れば、得る物はすごく多いんじゃないかと思います。


 Concordiaがますます楽しみになりました。
 近未来のAIによる監視社会を描くらしいので、私の好きな世界観ドストライクゾーン。しかも最推しはそのAIを開発した天才日本人科学者の役……最高か!!!Huluに入って全力待機せねば!!


 以上、感想と言う名の書き散らしでした。
 インプットって、楽しいですね。
 次は何を見ようか。









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