『きんじ、くん?』


ギシリとベッドが揺れて、隣にあった温かさが離れて目が覚める。
ベッドの脇に落ちてるズボンを手に取った金次くんがこちらを振り向いた。

「腹減ったし、なんか適当に買ってくっけど、欲しいもんある?」

『ぇ……あ、お水。お願いします』

「そんだけか?んじゃテキトウに買ってくる」

買ってくるって金次くん一人で行くんだろうかって寂しくなって、慌ててベッドから身体を起こす。何も纏ってないのは恥ずかしくて咄嗟に布団で胸元を隠して、下着どこいった?ってあたりを目線で把握する。

「あ?ナマエは寝てろって」

ズボンを履いた金次くんがギシッてベッドに腰掛けて私の頭を撫でる。

『でも……』

「身体いたくねぇ?」

『んッ』

頭を撫でてそのままスルリと顎、喉を撫でられてブワッと一気にお腹が熱くなる。

『だい、じょうぶ』

「でもだりぃだろ?寝とけ」

たしかに少し重だるくはある、具体的にどのくらい時間が経ったかはわかんないけど
その、有言実行でめちゃくちゃ抱かれて
めちゃめちゃイキっぱなしだった
思い出すだけで頭蕩けそうで、身体も余韻を引きずっている。
でもそれでも金次くんと離れたくない。

『いっしょにいく』

キュッて金次くんのズボンを掴む。

「んじゃ風呂でも入って待ってろ。俺もすぐ戻るから。服も今またあのワンピース着れねーだろ?」

頭を撫でながら言い聞かすみたいに優しく言われて、チラリと横を見ればだらりと椅子にかかったコートとワンピースに
たしかに今の私は顔も身体もぐちゃぐちゃだって思って

『わかった』

「ん。いい子にしてろよ」

おっきな手で前髪を避けて額に落とされた唇。かわいくチュッて音がなって

もう金次くん好きってとろける

「またえろい顔してる」

頬を撫でられて、今度は私が金次くんのその手のひらにチュッチュッてキスをする。


「あんま可愛いことしてんなよ。犯すぞ」

ああもう、お腹きゅんきゅんする

『ぅん、犯して』

身体全部脳みそまで揺さぶられる金次くんとの激しいポルチオセックスを思い出しちゃって


「オマエまじで覚えとけよ」

今度はチュッて唇に一回キスをして、金次くんが立ち上がった。

「ゴム買い足してくっからな、トータル二箱分は犯すぞ。わかったか」

ビシって指を刺されて口元が緩む。

『ふふっ』

「ばーか、まじだからな」

本当は二箱分金次くんに犯してもらえるんだって嬉しくて口元がニヤけちゃったのに、咄嗟に金次くんが面白いって風に取り繕って笑って

「んじゃ、いってくるぜ」

『うん。いってらっしゃい』


トレーナーを着た金次くんの背中を見送った。
ガチャッてドアが閉まる音がして、やっぱり少し寂しさに襲われる。でも明日もずっと一緒だもんって言い聞かせてゆっくり布団からもぞりと足をだす。
太腿の間、なんとなくベタついてる気がしていっぱい舐められていっぱいビシャビシャに濡れちゃったんだって思い出して。もうすぐにお腹がじんじんしちゃう。
とりあえずお風呂にって立ち上がると、枕元金次くんが寝てた方に私のショーツとタイツを発見して
こんなとこに置いてたなんて、金次くんが寝てた顔の横じゃん!って恥ずかしさがこみ上げてきて乱暴に引っ掴んでバスルームに駆け込んだ。
手のひらに感じるひんやりとした湿り気に羞恥心が煽られて、すぐ洗わないとってそのまま浴室にまで持って入った。










ぽやんってゆっくりめにシャワーを浴びてバスローブを着て出たところで金次くんが帰ってきて、そのまま入れ違いにシャワーに入っていった。
男の子ってこんなにシャワーはやいの?って光の速さくらいで金次くんが出てきて。
それから二人でテーブルを囲んで座った。おそらく何処かのテイクアウトなんだろう。やたらと洗練された袋から出てきたお洒落なカップを手渡されて、それを口に入れる。空っぽの胃に温かい美味しさが染みて
一個しかないスープ。あとはコンビニで適当に買ってきただろう食べ物に
これ、わざわざ私のために買ってきてくれたんだよね?って胸がキューッてする。
お洒落なOLさんとかがランチで食べてそうな、え、これだけで本当にお姉さんは足りるんですか?みたいなお洒落なスープ。

『金次くんも食べる?』

「あ?あー、んじゃ一口くれ」

んあって身を寄せて口を開ける金次くんに、どきどきして口から心臓が出そう。

『もう、そんなに熱くないと思う』

「ん」

おっきな口で、私が持っているスプーンからバクッて食べる金次くんに
平然としたフリをしてるけど、もうずっとどきどきして
じんじんして
きゅんきゅんして

「んッ、んまいな」

『ね』

触ってほしくなっちゃう

『まだいる?』

「いーよ。ナマエが食えよ」

『ありがとう』


なんかもう、どうしようもないくらいに金次くんが好きだ。







『ひゃ』

「んじゃ約束どーりに」

ご飯を食べて少し落ち着いたと思ったら、コロンッてベッドに押し倒されてバスローブをひん剥かれる。

「お、準備万端じゃん。期待してたか?」

『ちが、うもん』

ぐちょぐちょだったショーツはボディーソープで洗ってタオルで水分をとって脱衣所に引っ掛けて乾かしてるのだ。
だから、べつにそういう意味で履いてないわけじゃないもん。だなんて頭の中で言い訳を並べて


でも、触ってほしいのはほんとうだ


ビニール袋に入ってた箱に、本当に追加で買ってきたんだってドキドキして
昨日枕元に転がしていた蓋が開きっぱなしの箱の中身をチラリと見て
その、金次くん的にはあの残りの分くらいはヤるってことだよね?ってやっぱり嬉しくなっちゃう。
自分の厭らしさに身体がもっと熱をもつ。


『んッ』

ちゅぷって首筋を舌でゆっくり撫でられて身体がぴくぴく小さく跳ねる。
少し下がって鎖骨をべろりとなぞって、胸の真ん中谷間をそのまま舌が這う。
すぐに反応しちゃう身体が、もうきもちいいってお腹の奥がじんじんしてる。

『あっ、ん』

唇ではむって乳首の横っかわ、膨らみの柔らかいとこを口に含むみたいに舐められて
甘ったるい声が漏れでる。
もう、そのまま乳首舐めてほしいってうずうずちゃって

「風呂あがったらいっぱい舐めてやるって約束だったもんな」

『やぁ』

気持ちいいこと全部思い出して、もうおまんことろとろになってるのがわかる。

「舐めてほしいって、乳首びんびんだぜ」

『ふぅ』

チロッて一瞬だけ舌で乳首が嬲られてぞくぞくする。
バレバレの思考が恥ずかしくて、でも気持ちよくてたまらない。

「触んねぇでも勃つようになっちまったな?ナマエのここ」

『やだぁ……んッ、あ』

パクッて乳首を咥えられて、ジュルジュルッてエッチな音を立てて吸われる。

「すっげぇコリコリ」

『んん』

見せつけるみたいにおっきく舌を出して乳首を潰すみたいに舐め上げられて、あまりにも卑猥なその姿にもう頭も痺れたみたいに気持ちいい。
反対側の乳首を人差し指と親指で挟んで捏ねるみたいに潰されてまたビリビリとしびれる。

『ひゃ、ぁん』


きもちいい

もう、ほんとに


自分の腰がはしたなく誘う様に揺れているのがわかる。覆いかぶさる金次くんの胸元に擦り付けるみたいに腰がヘコヘコ動いてとめられない。

「えろ」

『んぁッ』

金次くんが私のエッチなところを見て興奮してるって頭もう馬鹿になってて
ジュルッて乳首吸われて、クニュッて潰される度に身体が大胆に跳ねて腰が揺れる。

『も、きもちぃ』

「ん」

『きんじくんッ』

胸元に埋められた金次くんの髪の毛を指で梳いて、腰が揺れるのに合わせてグッて顔を胸に押さえつけるみたいに手に力が入る。
はあはあって金次くんの息も荒くなって、柔らかく吸ってた舌も力が入って硬くなってる。お腹が痛いくらい収縮するのがとまんなくて、太腿でギュッて金次くんの身体を挟む。
乳首でこんなに気持ちよくなっちゃうなんて、ぜんぜん知らなかったのに


「ナマエ」

『んぁ、きんじく』

身体を起こした金次くんが、ゆるゆるの割れ目を拡げるみたいに指でなぞってきてぐわぐわ頭が揺れる。

「こっちも舐めてやろーか?」

お腹じくじくしてきゅんきゅんして痛い

『ん、舐めて』

「好きになっちゃった?舐めてもらうの」

『ふぁあ』

ゆるゆる割れ目を撫でながら、耳をジュルッてわざとらしく水音を撫でながら舐められて、ぞくぞくとまんない。

『ぁッ、しゅきぃ。金次くんに舐めてもらうのしゅきになっちゃっらの……ぁ、それッ』

「それ?」

低い声で脳みそに直接喋られて金次くんが好きって思っちゃう。

「耳がいい?こっちより?」

ぐちぐちって、じゅるぐちゅって
なんかもう頭にいろんな音が響いて頭がおかしくなる。

『みみ、も……気持ちぃけど。ちがうほう舐めて』

「あ?ちがうほうって?ちゃんと言ってくんねーとわかんねぇんだけど」

割れ目の横を揉む様に指で拡げられて、ぬるぬるの指がクリトリスの横を掠める。

『ぁッひゃ、そこ』

「ん?」


もう、おねがい


『クリ舐めて』

震える声で頭が羞恥で茹で上がって

「舐めるだけ?」

『ぁ、や……、チュッチュッて金次くんに吸ってほしいの』

泣いちゃいそうなくらい

きもちいい


『おねがい、きんじくん』

チュッて目元にキスをされたと思ったら、ガバッて金次くんが身体を起こして下がった。
おっきな手で太腿ガバッて抑えられて、太腿に食い込む金次くんの指に力が入ってて。それにキュンとしてる


『ここ、なめて』

恥骨に両手を添えて、くッて指先でやわらかい皮膚を持ち上げるようにして
金次くんがおっきく胸で息を吸うのが見えて
とろりと、お尻まで愛液が垂れたのがわかった。


『あッ!んん』

思わず顎が上がって身体が跳ねる。
ピクピクって充血して勃起したクリトリスをジュルッて容赦なく唾液を絡めて吸われて腰が砕ける。

『あ、やっ!もう、んんッ』

気持良すぎて一瞬でイッちゃうって、腰がガクガク揺れる。それをおっきな手でガッチリ抑えられて逃げられなくて

きもちよすぎて
ああもう金次くんがすきってそればっかりになる。
自分でおねだりしてちょっと舐められて吸われて、それだけでこんなに厭らしく腰ガクガクさせてすぐイッちゃうなんて

ザコすぎて、そんな自分のだらしなさに興奮しちゃうなんて

自分がこんなに変態だったなんて

心臓ばくばくしてる


『もう、イッちゃぅ、すぐイッらう』

じゅるぷちゅって
エッチな音してクリトリス吸われてイッちゃう
ギュッて身体に力が入って、弾けるってとこで止まった刺激……離れた温かさに

『ぇ、あ』

ぶちゅっ


『んああっ、んーッ』

変わりにナカに埋まった指に、キュウッてお腹がうねってビクビクッて身体が震える。

『あ、や』

指を入れられただけでイッたけど
めちゃめちゃ気持ちいいのが弾けそうだったのに、不発したみたいな。そんな気持ちよさで
もっと気持ちいいのがクる筈だったのにって胸を掻きむしられるみたいに我慢ができない。

「足んなかった?」

『ぁ、ん』

ゆるくちゅぷちゅぷ動く指がもどかしくて
もっとって
腰を揺らして気持ちいいを自分で生み出す。

『ぁッあ』

「俺の指でオナニーしてんじゃん。ナマエ」

指摘されて恥ずかしくてたまらないのに
もうだって我慢できない

「もっと舐めてほしかった?」

意地悪な声にめろめろになって

『舐めて、ほしかったけどッ……金次くんの指もきもちいから』

だから

『このまま、奥ぐちゅぐちゅしてぇ』

もう頭ん中で思ったことそのまま馬鹿みたいに口から出ちゃって

「ハッ、ほんとエロいこと好きだなオマエ」

『んッ』

だって

『金次くんがすきだからだもん』

口からするする漏れる言葉に
言ってしまったと思うけど、でもだって金次くんはもう"知ってる"からいっかぁ。て深く考えられない。

「ナマエッ」

『んあっ!!ぁ、う』


ずちゅって太いの奥まで入ってきて
ナカから圧迫される衝撃に頭チカチカして
左のふくらはぎを金次くん肩に引っ掛けられてグンッて奥までおちんちんがあたる。
そのままごちゅごちゅって、奥に打ち付けられて腰が甘く痺れる。

『あっ、うぐ』

「くそッ」

打ち付けられるたびおっぱいがぶるんって揺れるくらい強くガツガツって、その金次くんの腰つきに金次くんに求められてるって嬉しくなっちゃって、きもちよくてもう頭がどろどろに蕩けてしまう。
でもふと過ったことに

『ぁっ、きんじ、くんッ!まっ』

「あ?」

ぱちゅぱちゅって揺さぶられて、気持ちよくてうまく言葉が出てこない。

『ゴムは?ねぇッ、まって!』

「オマエが煽ってくっからだろーがッ」

『あっ、ぅぐ』

奥ポルチオおちんちんでごりごりされて堪らない。絶対駄目なのに、でもピル飲んでるし大丈夫か。だなんて信じられない思考にじわじわ侵食されて
でもでもこんなのダメッて思うのに


金次くんのナマおちんちんがナマエの中にはいってる


お腹きゅんきゅんして

胸が痛くて

脳みそどろどろで


『きん、じくんッ』

息もできないくらい気持ちよくて、必死に名前を呼んで

「あー、くそッ!」

『んぁッ』

ずるんって抜かれたおちんちんに、はあはあって落ち着かなくて
金次くんは俯いてググッて震えるくらい強く手を握りしめてる。

「ふぅーーッ」

身体の中の空気全部吐き出すみたいに、金次くんがおっきく長く呼吸を繰り返して

金次くん我慢してるってキュンてして

ナマで挿入されただなんて絶対許せないはずなのに
いつも挿入すら我慢してくれてた金次くんが我慢できなくなって
でも中出しは理性で押し殺してくれてるんだっていちいち全部に嬉しくなっちゃって
金次くんはピル飲んでること知らないから、この行為をしたことを絶対許しちゃだめなのに

金次くんが好きってたまらない


「ナマエ、ゴム」

低い声で、ゆっくりそう言った金次くんは
私の手に正方形の袋を持たせて
私の横に座ると後ろに手をついて脚を開いて

「ん」

眉間にシワを寄せながら目線で合図してきて

ゆるゆると起き上がって、ドキドキしながら金次くんの足の間に座る。
お腹きゅんきゅんしっぱなしで
ばきばきに勃起した金次くんのおちんちんを指先で撫でるとピクリと金次くんが震えて太腿にグッて力が入ってる。

「つけろ」

怒ったみたいな余裕のない声色と言葉遣いにまたキュンてして

『ぅん』

ピリッて袋をやぶってゴムを取り出す。
実際に触ったのは初めてで、ちらりと金次くんをみると

「こーすんだよ」

金次くんがおっきな手で私の手からゴムを奪っておちんちんにあてがった。

「あとナマエがやって」

指先をのばして、くるくるって沿わせて下ろしていく。
ググッて金次くんの身体に力が入ってるのがわかる。もうこれだけではあはあ息が上がって、もじもじって腰が揺れる。

「んじゃ、ナマエ上乗れ」

『ぅん』

心臓ばくばくして死んじゃいそう。

右手をばきばきのおちんちんに添えて、ぐちゃぐちゃなおまんこにあてがって
ゆっくり、腰を落とす。

『ぁ……ふ』

ずちゅって身体の中に埋まっていくおちんちんに、背中ぞわぞわする。
ゆっくり奥まで、金次くんの胸に手を置いて腰が下まで降りきる。
もうそれだけで奥あたってるってきゅんきゅんして、好き好きって締め付けちゃってる。

「自分で動いてみ」

『ぅん』

蕩けた脳みそで返事をしたけど、自分でってどうしたらいいんだろうって身体がぎこちなくなる。
少しだけ腰を揺らしてみるけど、あってるかわからなくて金次くんに助けを求めるように視線で訴える。

「好きに動けよ。さっき俺の指でオナニーしてたみてぇに。今度はちんこでやればいいから」

恥ずかしくて、そんなの無理って思うのに
少しもじもじ揺れただけでふつふつ湧き上がる快感に支配されて
ゆっくり、前後に揺らすように……腰が厭らしくくねる。
くちゅっくちゅって、小さいのに頭に響くくらいの音がして。どんどん身体の熱が上がりっぱなし。きゅってお腹に力が入ってへっこむ。

じんわりお腹の奥から頭のてっぺんまでひろがって

『あッ、ん』



きもちいい



「気持ちよさそうだなぁ。きゅうきゅう締め付けて、そんなに俺のちんこ好きかよ」

目を細めてそう言う金次くんに心臓ばくばくしっぱなしで

『んッ』


すき


金次くんがすき


「数時間前まで処女だったのになぁ?オマエまじでエロすぎ」

『だってぇ』

ぐちゅぐちゅって腰の揺れがどんどん大きくなって、あたりにも厭らしいその動きに
こんなにエッチな動きを自分でしてるんだってもう頭も茹で上がる。

『きんじ、くんが……エッチなこといっぱいすりゅから』

恥ずかしくて、顔を見られたくないのに
チラリと金次くんを見れば
バチって目があって

もうめちゃめちゃ気持ちいい

「あ?俺のせいかよ」

『ぁッん!』

「ナマエがエロいのが悪いんだろ?」

おっきな両手でガッシリ骨盤を持たれて、ずちゅぶちゅって強めに前後に揺らされて奥がぐりぐりおちんちん擦れて堪らない。
柔らかい腰の肉に埋まる金次くんの指にキュンキュンする。

「胸も尻もでけぇし」

『あっ!ぅん』

「まじで、何食ったらこんなエロくなんだよオマエ」

『んッん!ごめ、なさぃ』

ぷるぷる小さく身体が震えて
金次くんに好きにされてる感じがして……息も止まる。
とろとろに蕩けた瞳で金次くんをみつめて、甘い声を漏らして
きもちいいって全身から滲み出ちゃってる。


「ほんとまじで、いちいち全部使って煽ってくんな」

金次くんの眉間にシワがよって
金次くんもきもちいいんだってとろけた脳味噌が嬉しくなっちゃって

「おら、休むな。テメェで動け」

『んッん!!』

金次くんの手の動きに合わせて自分でもはしたなく腰を振って
きもちいいって、もう頭いっぱいになる。


「くっそエロい」

耐えるみたいな声で吐き捨てられた言葉に
もうほんとに


『きら、い?』

「あ?」

『きんじくんは、えっちな女の子はきらい?』

本当はその答えを知ってるのに
わざと雌の甘えた声で質問して


「好きにきまってんだろ」


"じゃあナマエのことは?"だなんて
怖くて聞けない言葉が頭をよぎって胸がキュウッて苦しくなる。


でもそれも一瞬で

自ら引き出したこの程度の"好き"に身体も心も喜んでる

なんてちょろい雌なんだろうって改めて自覚して

でもそれでもいいだなんて


えっちな所だけでもいいから

金次くんが私の一部分だけでも"好き"って思ってくれてるんだって


『ふぁッ!!』


ガバッて急にどさりと衝撃が襲って
突然のことに一瞬真っ白になる


「もー無理」


私を見下ろす金次くんに
背中の違和感に、金次くんの左手が私の背中とベッドに挟まってるのを理解して
一瞬でベッドに押し倒されたんだって
金次くんのフィジカルの強さと器用さに関心しつつ


『んにゃッ!ぁっ!あ』


ぶちゅぐちゅって強めに奥を突かれて快感が全身を走る。挿れたまま体位変えるなんて金次くん身体の使い方うま過ぎない?とか馬鹿みたいなとこで格好いいってきゅんきゅんして

ポルチオ激し目におちんちんでごちゅごちゅされて

『ぁ、うッ……あ』


そんな思考もトんじゃうくらいに気持ちいいので上書きされる。

「ナマエえろすぎ、まんこで好き好き言いすぎだろ。テメェそんなん何処で覚えてきたんだよ」


ぱちゅぱちゅって
厭らしい音響いて
右手で左の肩を、左手で右の太腿をガッチリ抑えつけられて身体が逃げられずに与えられた衝撃をそのまま全部受け止めて


『あっあっ!!』

私の甘ったるい声と
金次くんの荒い息と
まざりあって溶けて、この部屋はもう気持ちいいで埋め尽くされている。


「クソが……まじでイかされるとこだったぜ」

『ぁっあ!んんッー』

「あー、やばッ……くっそきもちいい」

ガツガツッて余裕の全く見えない声色と腰つきに
もう気持ちいいのでぐわぐわ脳みそ揺らされて


『もぅ、イッちゃ』


「俺もッ」



身体がガクガク震えて
ググッて金次くんの腰が奥に奥に差し込まれて

あまりの幸福感に


もう離れられないとわからせられて


はあはあって吐息混じりに

「一緒にイったな」

ちょっと嬉しそうにそんな事をいう金次くんに


好き以外の言葉が浮かばなくて


「おいおい、締め付けんなッ」

はぁって一つ色気たっぷりに呼吸をした金次くんが、私の唇に二つキスを落として


「すぐ勃っちまうだろーが。それともこのままもう一回ヤる?」



もう本当に


私は金次くんから離れられないようにされたんだと

金次くんに心臓を鷲掴みにされたみたいな心地で



私の全部をめちゃくちゃに暴いて

あなたの好きにして欲しいと、思ってしまった










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