「で?ナマエはこのエロ動画みるためにベッドに入ってたのか?」

『え、あ……その』

少し怒気を含んだその声に、喉の奥がかわいて張り付いたように気持ちが悪い。
スマホの画面を見ていた私を後から抱きしめるように二人でベッドに横になっていたので
大虎さんの表情がみえない。


たしかに、彼氏からすればこんな話題は面白くないかもしれない。とやっと反省する。

最初はもちろん自分のAVだなんてびっくりしたけど
もともとエロ漫画とか好きだし、それなりにエロ動画も見るから
気持ち悪い。とかより
どんな感じなんだろって興味が強くて
それを見ながらオナニーしよう。とまでは思ってなくて

ほんとにただの興味だったのに


準備万端で今から!ってときに
まさかの大虎さんが来てくれて
会えた嬉しさと、時間も早いしエッチするよね?なんてちょっとムラムラして

これ、大虎さんにAVのこと言ったらどんな反応するのかな?
同じプレイとかしてくれるのかな?とか
そういえば大虎さんは、どんなジャンルのが好きなのかな?とか

もしかして嫉妬してくれるかも。

なんて安易な思考をしてしまった自分を悔やんでももう遅い。

どうしていつもこう私は短絡的なんだろう。


お付き合いしてから大虎さんは優しくて大事にしてくれてるってわかる。

でもやっぱり大虎さんは凄いハンターだし、ギルドマスターだし
かっこいいし

もともと私がいけいけどんどん!で押して押して押しまくってお付き合い出来たから

好き好き言ってるのも私だし
いや、大虎さんも私のこと好きって思ってくれてるのはわかるけど

たぶんまだ私が大虎さんを好きな気持ちのほうが大きいし
いや、それでも全然いいんだけど


誰も見たことがない、知らない大虎さんを見たかった。

でも、このやり方はよくなかったかも。と少し胸がざわざわした。

引かれたかも
もしかしたら、嫌われたかも。


「ふーん」

『でも、サンプルだけ試聴するつもりでした』

取ってつけたように言い訳がましく言葉を発する。

「で?その後は?」

『え、……』

「ひとりでするつもりだったのか?」

『んっ!』


耳元で低い声で囁かれると同時に
スルッとキャミソールの隙間からお腹を撫でられて思わず声が漏れた。

ゾクゾクっと身体をかけめぐったそれに、お腹の奥がきゅううっと熱を持ち始めたのがわかった。


「オカズにされてるの想像しながら?」

『ぁっ、ちが、うっ』

「何が違うんだ?」


大虎さんの声が怒ってるのに、熱っぽくて
くるくると人差し指の先でおへその周りをなぞられて
それだけなのに、勝手に腰が大虎さんを誘うように揺れる。


大虎さんの機嫌が悪いのはわかってるのに
どう言ったら許してもらえるのか考えたいのに
頭が回らない。

大好きな大虎さんに触れられてるってだけで
もう身体が熱くて、もっといっぱい触ってほしくて
大虎さんに触れたくて、気持ちよくなりたい。


『大虎さんっ、だけなの』

「……なにがだ?」

『いつもっ、ひとりでする時も』


たしかに私は変態だけど
知らない男の人達にオカズにされて喜んでるわけじゃない事だけは伝えたくて

好きなのも、
エッチしたいのも
ひとりエッチの時だって、

今はもう全部大虎さんだけなの


『んんっ!ぁっ、ん』


お腹を撫でていた指先でピンッと乳首を弾かれて
身体が甘く痺れる。
そのまま大虎さんの大っきくて厚い手でゆるゆるとおっぱいを揉まれて身体がどんどん熱くなる。

『ふっんん、』

キュッと人差し指と親指で摘まれて
クリクリと捻られれば、私の喉の奥から甘い声が漏れる。


「俺のこと考えながらいつもシてるのか?」

『うんっ、んっ!いつも、大虎さんっだけ』

耳たぶを食べられるように
唇で嬲られて、時折歯で柔く噛まれる。
その間も乳首は指で弾かれるように触れられて
頭がポーッとして、気持ちよくてもうお腹の奥がジクジクと熱い。


大虎さんが好き。


『大虎さんと、初めて会った時からずっと』

恥ずかしい事を言ってるのはわかっているつもりなのに
熱に侵された脳みそは浮ついたように口を滑らせる。


「ナマエは変態だな」

『ん、んんっ!ぁあっーッ!』


乳首をクリッと摘み上げられながら
レロッと耳の後ろを舐め上げられて全身に力が入ってビクビクと身体が震える。

耳たぶを犬歯で甘く噛まれて
きゅううっとお腹の奥がうねって、弾けるようにトロりと蜜が溢れた。


甘く痺れる身体


ああ、イッちゃったかも


頭の中がもうトロトロ


「ナマエ」

少し強めに名前を呼ばれて
蕩けた顔のまま後ろを振り返るように大虎さんを見る

惚けて薄く開いた口に荒くキスされて
もっと欲しくて口を開いて差し出せば、ジュルッと厭らしい音を立てて舌を吸われる。
もう気持ちよすぎて身体がピクピクととまらない。

『んっ、ふぅ』

「そんなにシたいなら、シてやるよ」

その言葉にお腹の奥がキュンとする。
角度を変えながら深いキスは続いて
ベッドに押さえつけられて私の上に大虎さんが覆いかぶさるような姿勢に変わる。

吸われていた舌が解放されたと思えば、とろりと口内に大虎さんの唾液が流れてきて
貪るようにそれをコクッと喉を鳴らして飲み干す。

なんでこんなに甘くて美味しいの

腰が揺れる

太ももを誘うように大虎さんの腰に厭らしく擦り付けてしまう。


すき、もう好き



蕩けてぼやけた視界に
赤みがかかったブラウンの瞳が揺れる



「そうだな、じゃあ」


チュッと軽く優しいキス


「ひとりでシろよ」

『はぇ…』

頭がとろとろでうまく回らない。

『ぁ、ひとりで…』

「いつもしてるんだろ?」

『んっ』

「ほら、見ててやるから」


大虎さんが身体を起こして私の寝そべっている足の間に腰を下ろす。

「いつも俺でシてるみたいに。できるだろ?」

『んっ、はぃ』

感情の読めない表情で大虎さんにそう言われてブルッと身体が小さく震える。
ゆっくりと左手をお腹に当てる。


いつも、シてるみたいに


チラリと大虎さんをみる。

「ん?」


本当は、大虎さんに触ってほしいけど
もう身体が熱くてはやく気持ちよくなりたい。

膝を立てて
ショーツに指を引っ掛ける
腰を浮かせてスルッとお尻からショーツとショーパンを一緒に下げて
太ももを引き寄せてゆっくりと足を抜く。

トロッと糸を引いた蜜が見えて、身体がさらに熱くなって
きゅうっとナカが締まった。


その様を見てる大虎さんの視線を痛いくらいに感じる。
本当は一人でする時は、ショーツはそのままだけど
もう何だか頭が動かなくて

最高にエッチな気分で

大虎さんに見てほしくて

自ら脱ぎ捨ててしまった。

あとはキャミソールだけで、それだけ着てるのも何だか変だよね。って勢いでそれも脱ぐと
何も纏ってない素肌が、急に恥ずかしくなって思わず腕で胸を隠す。


準備しました。と言うように大虎さんを見つめる

「次は?」

『んっ』

そう意地悪く急かされて、それすらもう堪らない。


左手の人差し指と中指でくいっと左右に開くように茂みを掻き分けて
右手の人差し指で中心をゆっくりとなぞる。
溢れた蜜をすくうように絡めると、もうお尻を伝ってシーツまで濡らしているであろうことは容易に想像できて

きっと大虎さんにはそれも見られてるんだ。と思うと
またナカからたらりと蜜は零れ落ちた。

人差し指で右側の小陰唇を這うように撫でるとゆるゆると腰が揺れる。
そのまま膣口には触れずに左側までゆっくり円を書くように周りを滑らせる。
ぬるついていた人差し指が、もうそれだけでべちょべちょになってしまう。

そのまま出来るだけゆっくり
ヒダに沿わせて上に撫であげるとクリトリスに指が当たる。

『んっ!』

乾いたクリトリスにぬるぬるの蜜を塗り広げるように指先を
クリの左右を撫でで往復する。


『んっ、ふぅ…』

「きもちいいか?」

『ぁ、んっきもち、いいれす』


恥ずかしくて、気持ちよくて
思わず顔を背けてキュッと目を瞑ってしまっていたのに

ぐわっと大虎さんに見られている事実をもう一度突きつけられて
お腹の奥がきゅうっ締まる。


もう一度人差し指で入り口の溢れ出ている蜜をすくうように撫でて

今度は右手の親指の腹と人差し指を絡めて
蜜を伸ばすとヌルッと指同士が滑る。
その二本で優しくクリトリスを挟むと
ヌルヌルと指が滑って弱く弾かれるその快感に腰が揺れて
指で甘くしごく様な刺激にもう我慢ができない。

『んぁっ』

ヘコヘコと腰が勝手に揺れて止まらない。

「俺にどうされてるの想像してるんだ?」

『あっ、大虎さんにっ、いっぱい指でっ!』

「指が好きなのか?」

『ぁと、舐めてっ、んっ!チュッチュッて吸ってもらうのぉ』

「そうか、きもちいいか?」

『んっ!きもひ、いいっ、しゅきっ!』

「じゃあまたいっぱいシてやるよ」


大虎さんが意地悪く笑う
頭がビリビリして、我慢できない。

クリ、すぐイっちゃうっ!


もう止まらなくて
ぬるついたこの甘い刺激は即座に絶頂へと押しやる。


『あっ、ふぁ!』


恥ずかしくて、おかしくなりそうなのに
厭らしいところを大虎さんに見てもらいたくて

見せつけるように太ももを開けば
それがさらに快感となって脳みそを犯す。


『大虎、さんっ』

「なんだ、もうイクのか?」


浮いた左の内ももをスッと指で撫でられて
もう、ああもうアタマがおかしくなりそうっ。


『んっ、イっ、もうらめ、きもちっ!』

「んー?」

『イッ!あっ』

身体に力がグッと入る。

もうイっちゃう!

「まだだめだ」

『やっ!あっ!』

「おいこら、まだイくな」

『やぁっ、んんっ!む、りっ!』


ここまで来たらもう止められない

ヌコヌコと滑る指がクリトリスを優しく潰しながらしごいて
お腹の奥がぎゅううっとなって
息が止まって全身に力が入る。

『らめっ、むりぃ!んっ!あっ、イっちゃ!んんっー!!』

ビクッと身体が大きく跳ねて、一気に力が抜ける。

『んっ、ふぅ、ぁっ』

ピクッと腰が数回揺れて
ゆっくりと呼吸が再開する。


きもち、いい

頭が、靄がかかったみたいにボーッとする


「おい、まだイくなって言っただろ?」

『んっ、ごめん、なさいっ』

ぽやんとした頭でなんとか言葉を紡ぐ。
座っていた大虎が手を私の頭の横について、前屈みになって
耳に大虎さんの吐息がかかる。

『んっ』

熱い吐息に身体が震える。


「勝手にイくなんて…」


そんなにお仕置きして欲しいのか?



ああもう、こんなの頭おかしくなっちゃう



「ここは自分で入れないのか?」

『あっ、んっ!』

膣口を大虎さんの指先が撫でると、それだけなのにクチュッと音を立てた。

『じぶんでは、あんまりっ』

「でも好きだろ?ここ」

クチクチと、指の1個目の関節のほんの指先だけで入り口を弄られて
もっと奥に奥にと、思わず腰が浮く。

『大虎さんっしか、きもちよくないの』


「ッ!……ナマエは本当、俺が好きだな」

『んっ、すきぃ。大虎さんがっ、す、ひゃあっ!んっ、んん!』

グチュリと大虎さんの太くて長い指が一気に奥まで入ってきて
優しくトントンと揉むように奥を揺らす。

『ふぁっ、あっ、ぁあ』


じわじわと気持ちよさが広がる。
クチュクチュと厭らしい音が聞こえて気持ちよさが加速する。

「気持ちよさそうだな」

『んっ、もち、きもちいいっ』

「そうか」

『ぁっ…』

クポッと奥を揺らしていた指を全部引き抜かれて
寂しさから腰が大虎さんを求めて探すように揺れる。

『ん、大虎さんっ』

誘うように甘えるように大虎さんの身体を太ももで挟む。

「お仕置きにならないだろ」

『ぁ…』

「後ろ、四つん這い」

くいっと顎で指示されて、お仕置きという言葉にドキドキしながら
ゆっくりと手をついて身体を起こす。
膝をついて大虎さんにお尻を向けるように四つん這いになる。

大虎さんはいつも優しい。
エッチの時も、激しい時もたまにあるけど基本はとろとろに優しい。

そんな大虎さんに
低い声で「お仕置き」だなんて言われたら、それだけで心も身体も支配される。
大虎さんは、Tシャツにスウェットを履いてるのに自分だけ裸で四つん這いになっているこの状況にも興奮して
とろりと蜜が太ももを伝う。

いつもより低くて、ゆっくりな声


『ぁあっ』

「ぐちょぐちょだな」

また浅くチュプッと指先だけで円を書くように膣口を触られて腰が揺れる。
すると少しだけ指がナカに埋まって、さらに腰を揺らしてしまう。

「おい、勝手に動くな」

『んっ、ごめんな、さいっ』

だめって思うと、余計に指が気になる。
腰が動かないように太ももに力を入れる。

『ふっぅ…』

グニッと強めに大虎さんの手でお尻を広げるように揉まれて太ももが震える。
膣口をイジっていた指は浅いところでそのまま動きを止めている。


もう、奥に欲しい

声に出して懇願してしまいそう。



パンッ

『ひぅっ!!』

急に来た衝撃が身体に走った。

お尻を叩かれて
高く響く音、グンッとお尻からお腹に届く衝撃は甘く痺れる様なのに痛みはない。

パンッ

『あっ、』


叩かれてるのはお尻なのに
お腹の奥に衝撃が届いて、お尻がジンジンと熱くてなんだか気持ちいい。

お尻を叩く音が響いて、大虎さんに犯されてるって子宮が喜んでナカがきゅううっとしまる


「おい、叩かれて喜んでるのか?」

パンッ

『んぐっ、ぁっ、…』

「本当変態だな」

『ごめ、なさぃ』


グチュッ


「こんなに垂らして…ああ、ほら」


『ふぁあんっ』


「ここまでたれてる」


ぬるついた指が膣口から内太ももをたどって膝までなぞる。
ゾクゾクッと羞恥と快感が全身をかけめぐる。


「ナマエエロすぎ」

『んあっ!ツー!!!』


ズチュッといきなり奥まで突かれて
衝撃に飛びそうになる。
目がチカチカする

『ぁっ、あう』


大虎さんのおっき過ぎるおちんちんに身体が受けとめきれないと崩れる。

『うあっ、ぁ、ぐっ、んっ!』


その私の身体に腕を回してググっと腰を上げさせられて
そのまま奥をグリグリと擦り付けられると
喉の奥から下品な声が漏れでる。

パンッ

『ひんっ!』

お尻を叩かれた衝撃にさらにナカが締まる。
ギュッとシーツを掴む。


「叩かれるの好きなのか?締まりすぎだろっ」

『あっ!んう』


大虎さんが、好きなの
大虎さんに犯されるのが好きなの


パンッ


『ぐっ、ぅあ!』


お尻を叩く音と、パチュパチュと厭らしい水音が寝室に響く。


「ナマエは、俺のだろ?」

『ん、ぅんっ、ナマエは大虎さんっ、の』

奥を突かれて苦しい中、絞り出すように返事をする。


「もう首輪でもつけとくか?」

『あ、…んぐっ!』


お尻を叩かれながら、低く厭らしく大虎さんに言われて
お腹の奥で彼を離すまいとギュッと締め付ける。


ああもう、最高にエッチすぎる


脳みそが揺れるように気持ちがいい



『あっう、イッ、あっ』

「あ?イクのか?」

『んっ、あっあっ』


気持ちいい波が大きくなってきて止められない。

もう、だめ、気持ちよすぎる


『いっ、イっちゃ!あぅ、んっ!ひっ』


ガツガツと奥を揺さぶられて
気持ちいいのが止まらなくて、一気に弾けた。


『ああぁあーっ!!』

ギュウっと力が入って弓なりに反る。ガクガクと身体が震えて
頭が真っ白になって、もう身体に力が入らない。
グポッと引き抜かれるのがわかって

クタッとへばっている私を
仰向けにして寝かせるとガッと膝を持って太ももが開かれる。

『大虎さんっ』

「とろとろだな、ナマエ」


イったばかりでヒクつくソコに、あてがわれて


『待っ、まだイったばっかりぃいっー!!』

お構いなしに今度は正常位で奥までジュプッとつかれて
休みもなく身体が震えて甘イキが止まらない。


『ふぇっ、あんっ!大虎、さんっ』

「くっ、ナマエ」


いつもよりも強めに奥をグリグリと突かれたと思ったら
ゆるゆると優しく奥を撫でられて
腰がガクガクと震える。

甘い緩急に脳みそが壊れそう


『あっ、また、止まんらいっ!イ!あうっん』


それでも奥をおちんちんで撫でられ続けて

『やらやらっ!ふぁっー!!』


もう声が出なくなってきて、ひたすら襲い来る甘い快感を享受する。

足首をガバッと掴まれて大虎さんの肩にかけるように上げられて、ぐっと身体が折りたたまれると
ガツッと深くから。奥を抉られる。


『んぐっ!ぁっ、う!ゃ…おくぅ』

「はぁっ、ナマエ」

『うっ、あっぐ』

唸るような音が喉から漏れでる。
突かれる衝撃で胸が大きく上下に揺れる。

苦しい

おく、苦しい


きもちいい


『はっ、ん!きもひっ、ぅ』

「俺も、もうっ、くぅ」


ガッとはやいピストンで揺さぶられて
視界がボヤッと白く染まる。

『あっ、んぐっ』

「くっ!出るッ」

グッグッと奥に奥に押し付けるように腰を動かして大虎さんがビクビクと震えた。

ドクドクと、ナカで脈打つのを感じながら
世界が真っ白に染まって
そのまま意識を手放した。














〈あとがき〉






ここまで読んでいただきありがとうございます。
やりました。やってしまいました。無駄に長くてすみません。プレイが止まらなくて……
白川社長、好き。
一応軽く続き?考えてるので早くアップ出来るよう頑張りたいです。白川社長優しそうだから、あんまり酷いことしなさそうなのですが、今回ギャンギャンにしちゃいました。
よろしければ感想お待ちしてます!












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