ペダル | ナノ
箱学3バカともしも話

「もしも無人島に何か持っていけるなら何持ってく?」
「ア?何だヨ急に」
「何となく」
「うむ、難しい質問だ」
「尽八は携帯だろ?総北の巻島くんと連絡とるために」
「おお!そうであった!巻ちゃんと連絡がとれないのは困るな!」
「アホだな」
「靖友は?」
「んなの知らねーよ。ベプシとかじゃね?」
「荒北らしいアホな回答だ」
「てめェだけには言われたくねーよ」
「何だと!?」
「つか言い出しっぺの新開は何持ってくのォ?」
「無視か!」
「パワーバー…?」
「アホだなお前も」
「しかも何故に疑問系なのだ!」
「いやぁ、いざ考えたら難しいなぁと思って」
「じゃあ聞くなヨ」
「寿一はアップルパイって言ってたけど」
「ふ、福ちゃんはいいんだヨ!!」
「靖友、それは贔屓だ」
「贔屓だな」
「るっせ!!」
「あっ、日向ちゃん」
「ん?どうしたの新開くん」
「今、無人島に持って行けるとしたら何持ってくって考えてたんだけど日向ちゃんなら何持ってく?」
「興味深いな!」
「ええ、難しいなぁ…」
「真面目に答えなくてもイイヨ」
「水とか食料とかはやっぱり必要だよね」
「まぁ、そこはね」
「持ってく物はよく分からないかな。ごめんね」
「日向ちゃんが謝ることなどないのだぞ!そういうのは難しいからな!」
「あ、でも…」
「どうしたのォ?」
「みんながいてくれればいいかなぁって」

新「天使か」
東「天使だ」
荒「天使だな」
「?」
「俺は日向ちゃんがいてくれたらパワーバーも何もいらない」
「あはは、ありがとう」
「隼人抜け駆けだぞ!日向ちゃん!俺も同じだ!!」
「嬉しいよ、ありがとう」
「お前ら本当に黙れ」
「そんな靖友には日向ちゃんはあげませーん」
「残念だな荒北。日向ちゃんはあげませーん」
「お前らのじゃねーだろォが!!」
「ふふ、荒北くんにはベプシだけでーす」
「なっ…!日向チャンまで一緒になんな!」
「ごめんごめん」
「俺だって日向チャンがいれば…その、」
「え?何、靖友。聞こえないよ」
「もっとはっきり言わんかね!ほら」
「〜〜っ!新開!東堂!マジでぶっ殺す!!!」

prev next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -