ただチュッチュッするだけ
「おはよう、光くん」
カーテンの隙間から射し込む光が眩しくて、思わず目を歪める。ゆっくりゆっくりと目を開けると、俺のワイシャツを1枚だけ着ている日向さんがいた。
うわ天使かと思った。ちゅうか色っぽすぎ。立って上から眺める彼女をぼけっと見つめる。
「もう朝だよ」
「…ん」
頭を引っ張り、キスした。勿論のこと彼女は驚いていた。そんでベッドにまた引きずり込む。軽い日向さんはいとも簡単に俺の隣に。
「も、もう。寝惚けてるの…?」
「寝惚けてへんもん、」
「ん…!光くん…、」
横にいる彼女にまたキスする。腰をぎゅっと抱くと柔かいし、いい匂いがした。ワイシャツ1枚がまたええなぁ。温かい。あー、好きやわ。
「光くん、今日はキスしてばっかりだね」
「ええやないですか。それとも嫌です?」
チュッとまたキス。唇柔らか。苦しそうに顔を逸らして、頬を赤くする彼女が可愛い。つか何しても可愛い。重症か。
いやぁ、えっろい顔。
堪らんから止めて欲しいわ。
「嫌、じゃないけど…」
「もっかいちゅー」
「んぅ…!」
キスしまくってやる。言葉発するたびにキスや。つか何でキスだけでこんなに恥ずかしがってんねん。それ以上のことしたのに。いや、でもそれがまたいい。初やもんなぁ。
「ん、ちゅ…、口、開け」
「ふぁ、んん…、」
舌入れると、もぞっと彼女の体が動く。俺の足に生足を絡めて、苦しさを耐えようとするが逆に俺が興奮してまう。
ワイシャツってのがまたええよなぁ。日向さんこの下に下着つけとんのか?
確かめるためにワイシャツのボタンをはずす。あ、いつの間にかつけてやがる。何でやねん、いつつけたねん。
「ちょっ、ちょっと光くん…!」
「下着つけてるんすか」
「だって朝だし、出掛けたりしようかと思って…」
「はい。お仕置きのちゅー」
下着剥ぎ取ってやり、再びキスしてやる。流石にしすぎて苦しくなるわ。まあ俺は日向さんとのキス好きやし、苦しさとかウェルカムなんやけど。
「光くん。私、嬉しいから…、これってお仕置きになってないよ…?」
このあと、めちゃくちゃキスして第2ラウンドの始まりをした。
ただチュッチュッする話。
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