cross×時空間の果て×cross | ナノ

cross×時空間の果て×cross(8 / 65)

 
 ◇杜 夏月◇

「あれっ?ニノ…この人達誰?それに、貴女は?」

目の前のルティアに気付き、少女は藍色の瞳をしばたかせた。その一挙一動、可愛いらしさにサザルは見とれ…ヒバナに頬を引っ張られた。

「痛いよ、ヒバナ〜」

「あなた、仮にもルティアの前で。よく他の女の子に鼻の下伸ばせたものね?」

「仕方ねえ…と思うぜ、俺も。確かに彼女、可愛いよな」

ヒバナの足がひそかにレイの足を踏み付けた事は。
この場の誰もがルティアと少女のやり取りに気を取られ…気付いていない。

「…私は、ルティアです。今、あなたが言っていた‘時空通路のずれ’が原因で。もしかしたらここに来てしまったのかも」
 

しおりを挟む
表紙topbook一覧

×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -