暗い夜空をボーッと見上げる。
昔からそれが好きで、今では習慣になっている。
今もジャパン宿舎の近くの浜辺に寝転がり空を見上げていた。


今夜は星が綺麗だ。


手を伸ばしてみる。
そうすれば星をつかめるかな、なんて
我ながら馬鹿らしい。
それでもあのキラキラ輝く星が欲しくて、精一杯手を伸ばしてみた。


あの星を掴めたら
君も捕まえられるかな。


君は星と似ている。
僕の手の届かないところでキラキラ輝いている。
僕が宇宙なら、君を手に入れることが出来ただろう。
叶わない。わかっていても止められないんだ。


不動明王、君を愛している。


呟いた言葉は宇宙へと吸い込まれた。










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不動←欝ヒロトが書きたかったが
意味不明になったとさ。





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