風丸×綱海






春「みなさーん!休憩ですよー!」

マネージャーの一声で皆が動きを止める。
ゆっくり呼吸を整え汗を拭いたりする。
やっと午前の練習が終了した。毎回思うがハードだ。

秋「お昼はおにぎり用意したから、手洗ってきてね」

と告げるマネージャー
重たい体を動かし手を洗いに向かう。
円堂が俺一番!とはしゃいでいる。練習が終わったばかりなのに元気な奴だ。
最後尾を歩く俺とは大違いだな、やっぱり特訓が足りないのかな。と少し落ち込む。
小さくはぁ…とため息をつくと

綱「ため息つくと幸せ逃げるんだぜ?」
風「あ、綱海」
綱「ほら、はやく行こうぜ!おにぎりなくなっちまう!」

と強引に手をひかれる。
おにぎり♪おにぎり♪とはしゃぐ姿は年上には見えない。むしろ幼く見えるくらいだ。
そんな姿が一瞬不覚にも可愛く見えてドキッとした。


おにぎりの置かれているベンチに着く頃には半分くらいなくなっていた。
自分が遅いのが悪いか、と思いつつ
残っているおにぎりを1つ手に取り頬張る。
塩の味が口いっぱいに広がる。

綱「かーぜーまーるっ!」
風「んっ?なんだ綱海か」
綱「そんなちんたら食ってたら全部なくなっちまうぞ!」

ピッタリとくっついてきた綱海は両手におにぎりを持ち喋りながらも大きく口を開け頬張っている。

風「そんな食い方してたら喉詰まらせるだろう。」
綱「だーいじょうぶだよ!」
風「まったく…。ほら、ご飯粒ついてるぞ」

口の端についていたご飯粒を取ってやる。
取ったご飯粒は躊躇することなく自分の口に運んだ。

綱「あ…あぁ、サンキューなっ!」
風「綱海、年上なのに子供っぽいよな」
綱「んなことないぜ」
風「子供っぽいよ。なんか可愛い」
綱「へ?か、かわ…可愛くなんか…」

おにぎりを頬張っていた綱海の手が急に止まり
耳まで真っ赤にし口をぱくぱくさせている。

風「あ、あの…なんか、ごめん…」
綱「いや、別にっ…」

なんだか気まずくなってしまい練習が始まるまで2人で赤くなったままいた。














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にーに受け萌えます!










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