ヒロト×豪炎寺



夜。月灯りが照らす薄暗い砂浜に誰かが立っていた
基山ヒロトだ
眠れないから、と少し外を散歩していた。

潮風が基山の体を冷やす
さむっ…小さく呟いた
するとそうだな、とどこからか返事が返ってきた

基山がえ、と間抜けな声を出し声の主を探す
振り向くとすぐに声の主は見つかった


豪「こんなとこで何してるんだ?」
基「豪炎寺くんこそ」
豪「俺は寝れなくてな。」
基「一緒だね。」

豪「そうか」


それ以上会話が広がることなく
ただ2人並んで海を眺めるだけだった

基山がちらっと豪炎寺を盗み見る
月灯りに照らされた豪炎寺の横顔は綺麗で基山は不覚にも心臓が高鳴った。

慌てて視線を海に戻す
すると少しして誰かがくしゃみをする音がした
音の主は豪炎寺。
潮風は冷たいからな、そう思った基山は自分の着ていたジャージを豪炎寺に渡した


基「はい。羽織るだけでも違うと思うよ」
豪「いや、でも…」
基「あぁ僕なら大丈夫だよ。」

それよりはやく戻ろうよ、と言って基山は豪炎寺の手を握り歩きだす

繋いだ手は暖かく両者共に心臓が高鳴ったのを気のせいだと言い聞かせた


(円堂くんでもこんなにドキドキしたことないのに)
(寒さのせいで心臓がいたいんだ……だよな?)






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まさかの基豪
基→←豪になってしまったが気にしない☆





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