虎丸×不動




虎丸が風邪をひいたらしい

知らされたのは練習が終わって
飛鷹に言われて知っだ
飛鷹は俺と虎丸の関係を知っている唯一の人間だ。

飛「マネージャーに薬貰った。お前が行ってこいよ」
不「なんで俺だよ」
飛「恋人だろ?」

さっさと行け、と薬を押しつけられた
看病なんてめんどくさいし相手は小学生だ。
はぁ…と小さくため息をついて歩きだした



不「虎丸、入るぞ」

軽く扉を叩き声をかけ返事を待つ
だが、返事はない。
寝ていると解釈し勝手な扉を開けると
解釈は正しかったようで小さく寝息が聞こえる
ベットに近づき顔色を伺う
熱のせいか顔が赤い
無理に起こすのも気が引けるから
起きるまで待つことにした
暇だから一度部屋に戻り
読みかけた雑誌を持ち虎丸の部屋に戻った

しばらくパラパラと雑誌を読んでいると虎丸が起きた

虎「あ、れ?不動さん…?」
不「やっと起きたかよ」
虎「え、なんで?あぁ夢、ですか?」
不「夢って…馬鹿か?ほら、起きろよ。薬飲め」

立ち上がり薬を渡す

虎「えー粉薬なんですか?俺、飲めません」
不「ガキかよ。さっさと飲め」

文句を言う虎丸を余所に水を渡す

虎「飲めないですー!」
不「うっせぇよ。マネージャーが用意した薬だから知らねぇし」
虎「うー…」

嫌そうに薬を見ながら
うーあーっと唸る虎丸
そしていきなり
そうだ!と叫び不動をじっと見る

不「あ?なんだよ」
虎「不動さんが飲ませてください」
不「はぁ?お前なぁ…」
虎「いいじゃないですか!可愛い恋人が風邪で苦しんでるんですよ?」
不「可愛くねぇよ。つうか苦しんでる割りには元気だなぁ」
虎「あー死にそう。超死にそうです!」

だから飲ませてください
と言い薬と水を俺に渡してくる
実際こうなると虎丸は手に負えない
小学生だからって我が儘ばっかり言いやがって…
と思うが風邪もひいているが
そんなことやりたくはない
そう考えていると

虎「不動さんはやくー」

と急かす虎丸にイラッとしたから
水に薬を混ぜてそのまま飲ませた

虎「ゲホッ!うぇぇぇっ…不動さんっゲホ、サイテー!」
不「ばーか。飲んだならさっさと寝ろ」

俺、戻るからと言って出ようとすると
ジャージの袖を捕まれた
虎丸?と声をかけると
虎丸が小さな声で何かを呟いた

不「あ?聞こえねぇよ」
虎「もう少し…いてくださいよ」

顔を見せないよう布団に潜ったまま虎丸が呟いた

不「っ…少しだけだからな。」

優しく手を握ってやると握り返される

虎「不動さんっ」
不「なんだよ?」
虎「大好きです」
不「っ…はやく治せよ」







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俺のくじ運が火を吹くぜ!
虎不とかまさかですぜ(^O^)
虎不もぐもぐ





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