鬼道×風丸









モヤモヤする。
あいつを見ると心臓が締め付けられるようで痛い
あいつが俺以外と楽しそうにしていると泣きたくなる
あいつと話したりするとドキドキする
原因不明の病だ。
いや、原因はあいつだ。
他の奴を見てもなんともないのに…
変だな、俺


円「おーい!いったぞ風丸!」
風「え、あ…あっ!」


練習中なのを忘れて考え込んでいた。
飛んできたパスを取りこぼしてしまった。


鬼「何をボーっとしているんだ風丸!」


お前のせいだよ。と心の中で叫び
ボールを取りに走る。

自然とため息が出る。
また欝になってしまいそうだ。
いやいや、あんな黒歴史にはもうなりたくないが

ボールを拾いもう1度ため息
この気持ちは何なんだろう…

風「……鬼道」
鬼「なんだ、風丸」
風「!!??」

後ろを振り向くと鬼道が居た
驚いてボールを落としてしまう。
コロコロと転がって鬼道の足元へ

鬼「様子がおかしいからどうしたのかと思ってな」
風「そ、そうか?そんなことな、ないぞ」

あぁ、心臓がうるさい
動悸が激しい。
やっぱり俺はなにか病気らしい。

鬼「しかし、顔が赤いぞ?本当に大丈夫なのか?」

俺の落としたボールを拾い上げ近づいてくる。
1歩1歩と鬼道が近づくたび心臓が締め付けられる。
鬼道の手が額に触れる。
顔に熱が集中する。とくに鬼道に触れられている部分が熱い。
なんだか泣きたくなってしまう。

鬼「風丸?」
風「っきど…」
鬼「え、か…風丸!?」

しまった。溢れ出てきてしまった。
珍しく鬼道があせっている。
ちょっと嬉しい。こんな姿なかなか見れないから

鬼「どこか怪我したのか?大丈夫か?」
風「っ…ごめっ!だいじょ、ぶ…だから」

鬼道から離れようとすると何かに包まれた。
暖かい。
少しして鬼道に抱きしめられているとわかった。

風「え、き…きど、う?」
鬼「あ…その、すまない…」

ゆっくり離さればつ悪そうにうつむく鬼道。
なんだか少し悲しそうな顔に見えた。
胸が締め付けられる。
あぁわかった…これは恋の病なんだな。

鬼道を見ると心臓が締め付けられるようで痛い
鬼道が俺以外と楽しそうにしていると泣きたくなる
鬼道と話したりするとドキドキする
鬼道の悲しい顔を見ると俺まで悲しくなる
全部、鬼道が好きだからだ。

風「鬼道っ!俺…お前が」



“   ”


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くじ引きCP
第1弾は鬼道×風丸でした!
そんなに変なCPじゃない(^p^)
くじ引き働けw




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