▼明王がオナニーしてるだけ





「きどーちゃーん」

コンコンと鬼道ちゃんの部屋をノックする。
普段なら返事があるはずだが今日は返事がない。
ドアノブを回して扉を押せば無人の部屋が俺を迎えた。

「あれ?鬼道ちゃん?」

部屋の主は中におらず、仕方ないので部屋で帰りを待つことにした。

「てか部屋の鍵くらい閉めろって。バカだろ」

なんて1人で見えない相手に悪態をつきながらベットにダイブする。
布団からふわりと彼の香りがする。
綺麗な部屋を見渡すと机の上に無造作にマントが置かれていた。
マント置いてるなんてめずらしいなと思いつつベットから下りてマントに手を伸ばした。
背中にマントをかけて首元でキュッと紐を結ぶ。
いつも彼がつけているように。

「うわー変なのー」

クスクスと笑いながらくるくる回りマントを広げる。
少しだけそれを楽しんでまたベットに体を預ける。

「鬼道ちゃんの匂い…」

マントやベットから香る匂いにに少なからず興奮を覚える。
枕に顔をうずめうつ伏せになれば匂いが強くなる。
最近ご無沙汰だったな、とか考えるとモノはすぐに成長してしまった。
申し訳ない気持ち半分興奮半分。
ズボンをずらしてモノを取り出す。
既に興奮していたのか半勃ちしていた。
モノを上下に擦るとすぐに先端から先走りが溢れた。

「ふぅ…ぁっ、きどっちゃ…」

腰だけ浮かせてぐちゃぐちゃと擦ればマントがゆらゆら揺れて先走りで濡れる。

「あっ、や…まん、とっふぁっ…」

濡れて張り付いたマントのざらついた感触に感じる。
マントごと手で包みぐちゃぐちゃと擦る。

久々のオナニーに夢中になっていたからか、扉が開いたことに気づけなかった。


「…何をしているんだ?」
「っあ!きど、ちゃん…!」
「…人のマントでオナニーか?」
「ちが、これは…」
「何が違うんだ?こんなにベタベタにして。」

ギシリ。
鬼道ちゃんがゆっくりとベットに上がってくる。
2人分の体重で軋むベット。

「1人で楽しんでないで2人で楽しんだほうがいいだろ?」

囁かれた言葉が体の芯を甘く痺れさせた。

















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2011,07,21
いいオナニーの日ということでオナニーネタ。

















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