「どうだ、不動。週末に試合でも見に行かないか?」


今日の練習にも一段落ついたところで源田が話しかけてきた。


「はぁ?試合?」

「そうだ。試合。」

「試合ってなんだよ」


源田はもったいぶってゆっくりとグローブをはずし始めた。イライラと源田を睨みつけたときだった。


「試合はな…ぐふっ!!」

「不動!遊園地行かないか!?」


源田にドロップキックをかました佐久間が涼しい顔で行ってのけてきた。


「俺らもいるんですよ!!」


佐久間の後ろからひょっこりと現れたのは成神と洞面。


「遊園地行きましょうよ不動さん!!」

「ジェットコースター乗りましょう!!」


後輩達の怒涛の誘い文句に思わず後ずさり。ずいずいと前のめりに話を続ける後輩達。また一歩後ずさりしたときだった。肩に軽い重みを感じて振り返ると、


「よう不動。」


見るからに柄の悪い(人のことは言えないが)辺見と咲山のコンビが立っていた。


「今週末さ、咲山ん家でゲームすんだけどくるか??」


辺見がお得意のどや顔をかます。咲山はずっと俺の方を見ているし…
そもそもゲームはあまり得意じゃねぇと何回言わせるつもりなんだ。


「あ、不動。探したぞ。」

「!」


聞き慣れた声に振り返るとそこには鬼道チャンが立っていた。


「センコーに呼ばれてたんじゃないのかよ」

「あぁ。もう話してきた。」


鬼道チャンは辺りを見渡すと不思議そうに首をかしげた。しかし、それはあくまで演技だ。口はニヤリと弧を描いていやがる。


「不動、週末に映画に行く話はどうなったんだ??」


周りの奴らががっくしと肩を落としたのが分かった。その反応は見ていて実に面白かったが、鬼道チャンの嫌みたらしさといったら、このオレでさえ恐れ多いな(棒読み)
まあ、そんな奴を好きになる、オレもオレか。






***

遅くなって申し訳ございません!

こんなんでよろしいでしょうか…汗
この続きは想像にお任せします←
気がむけば書こうかと……

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