唇を噛みしめて顔を歪めて俯いてばかりのお前は酷く痛々しくて俺には見て居られなかったよ。
お前のせいだと口々にお前だけを責める馬鹿共の声を素直なお前は全身で受け止めてしまって、辛かったろうね。悲しかっただろう？泣いてしまいたかったんだろう？



お前は何も悪くないよ。
誰かが悪いと言うならお前を騙して利用したアイツのせいだろ。
どうしてアイツは責められないのかな。
どうして計画とやらをしっていたアイツの妹はお前を責めるんだろうね。
お前だけが悪いわけじゃないのになぁ。



俺が何を言っても、お前を甘やかすなと外野ばかりうるさくてお前の心に一言も届かなかったのが悲しいよ。



もう一度笑って、ルーク。
お前を責める人間の事は俺に任せて貰えないか？
俺の持てる全てを使ってそいつ等を潰してくるよ。
俺がお前の為に出来る事は、それだけだ。


だから笑ってルーク。


お前の笑顔がとても好きだよ。




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