閑話休題1
「やっぱり晋ってあぶらあげが好物なんだな」
「まぁな」
「一番好きなあぶらあげを使った料理って、やっぱりお稲荷さん?」
「(その言い方が可愛い…)そうだな…甘く煮たあぶらあげと酢飯のはーもにーは最強だ」
「…そんなに好きなのか…。(ハーモニーはたぶん平仮名で言ったな)じゃあ、明日お稲荷さんを作ってやるよ」
「お、本当か?楽しみにしてる。
あ、あと俺はお前のお稲荷さんもきっとすk「下ネタじゃねェかよ!!」
閑話休題2
「お稲荷さんってあぶらあげをやぶかねぇように開くのが難しいんだよな…」
「十四郎、米は五目飯にしたのか?」
「裏返しのやつが五目な。普通のが酢飯。…母さんは五目派だったから」
「…五目も好きだぞ」
「(ほ…)よかった。たくさん作ったから好きなだけ食べろよ」
「おう。
つーか、十四郎もいつか俺のお稲荷さんを食b「言わせねェよ!?」
閑話休題3
「晋の左目ってどうしたんだ?」
「あぁ。こっちの勝手な都合でその土地の守り神を降りたからな。代償で次期守り神に取られたんだ」
「…何でそこまでして…」
「そうだな、土地を離れてだんだんと力を失っていったときはバカなことしたもんだと俺も思った。だが今は価値のある代償だったと胸を張って言える。…十四郎に会えたからな」
「晋…」
「十四郎…」
「そうやって雰囲気で押し通そうとしても無駄だぞ。離れろ。洗濯物を取り込んでこい」
「…ちっ」