ボンゴレ特殊暗殺部隊、通称ヴァリアー。

暗殺どころか人一人殺せない私がなんで此処にいるかと言うとあれだ、使用人ってやつなんです。

流石天下のヴァリアー(いや、よく知らないけども)なだけあり使用人(特にメイド)もみんな美人で私の平凡さがこれでもかと強調され申し訳なることはあれど惨めな思いをすることはあまりなく(平凡なのは昔からだからね)むしろ「やっべうはうは!幸せ!」な職場環境だったりする。

お世話する相手も幹部様ではなく平の方々だしたまに使用人の中にスパイがいて殺されたりしてるがまぁ…それも慣れたし仕事も日本人の性質というかなんというか、気配りは出来るし誤魔化すの上手いし(自画自賛とか言わないでおくれ)なんかメイド長さんから気に入られてていっそ天職なんじゃないかってくらい楽しい。

そんな私は今日もいつものように屋敷の掃除をして食事を運んで洗濯を干しながら同僚を見てにやにやしているという生活を送っていたら


「う"ぉぉぉい!てめぇが名字かぁ」


目の前に何故か幹部様が。


「え、えぇ…違います」


つい否定してしまった。
いや、これはやばい。何で否定したんだ私。


「や、あの、違います。名字でした」

「なんで否定したんだ」

「あれですあれ、私の育ったところでは簡単に名前を教えちゃいけないとかいう風習があってですね、条件反射的なあれでつい」

「そうかぁ」


ええええ、信じちゃったよ!
ごめんなさい嘘ですごめんなさいスクアーロ様って…ええええ…


「そ、それで私に何か…?」

「…来週からジャッポーネに行く」

「は、はぁ…」


それがどうしたんだ。


「ついてこい」

「ええええ」

「ジャッポーネに詳しいやつが欲しい。
メイド長に聞いたら仕事が出来る日本人がいるって聞いてなぁ」


メイド長………!
説明を受けながら連行されたのは幹部様達が集まる談話室。


「あらスクアーロ、その子が例の?」

「普通だね」

「つーかチビ?」

「日本ではこれが標準です」


部屋にいたのはルッスリーア様とマーモン様とベ…ベル…ベル、様。

ベル様の台詞にすぱっと返せば嘘つくなし、とナイフを投げられた。避けたら危うくスクアーロ様に当たりそうになった。やっべ。


「う"ぉぉぉぉい!何しやがる!」


あぁ、これ死亡プラグ?


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ぐ、ぐだぐだ…
だけど凄く楽しかったです。
リクエストありがとうございました!


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