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「送ってくれて、ありがとうございました」

家の前で、先輩にむきあって頭をさげた。
そんなの当たり前だろ、と先輩は笑う。幸せな日曜日だった。きっと、一生思い出に残る。

先輩が今日、なんの意図があって私のことを誘ってくれたのかはわからない。でも、先輩と休日をすごしたのは初めてだったから、純粋にうれしかった。
今日いちにちは私が先輩を独占できた、でも明日からは、また「みんなの南沢先輩」…だ、大丈夫、きっと、耐えられる。水曜日には、私のところに来てくれるんだから。

「…すきだよ、」

先輩の手がふいに私の頬をなでる。私をみつめる瞳が、なんだか熱を帯びているようにみえた。
その瞳を見つめていたら、先輩が顔を近づけてくるので思わず目をとじた。
上唇をついばむように、まるで甘えるように先輩は私にくちづける。
母性本能というのだろか、いつもの先輩もすきだけれど、こんなところがとても、愛おしい。


こうして私は、どんどん先輩に縛りつけられていくんだ。
きっとほかの女の子たちも、こうして。

ただ、今だけは先輩を独占させてください、多くを望みませんから、どうか。




* * *
なんか無駄に長いうえにあんまり幸せな話じゃなかった…ごめん…
でも南沢先輩ほんとすきです 口調がほんとにわからないけど
アニメでもっとしゃべってよ!