MISS TIGER
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こんな甘い誘いに抗える男なんているんだろうか。
虎徹さんから”いれて”なんて言ってくるなんて!!!
バーナビー・ブルックス・Jrのジュニアは決してジュニアサイズではない。
だからこそ、最初のときは痛い思いをさせてしまって今日はそれを挽回するチャンスだと思っていたのに、若いバーナビーはすっかり虎徹に流されてしまった。

「……わかりました、いいんですね?」

虎徹の両膝の裏を掴み、少しでも姿勢が楽なように腰の下には手早く枕を押し込む。
脚を広げさせ、手早くコンドームを装着して脚の間に割り入りながら最終確認をすると虎徹はこくこくと頷いた。

「いきますよ、虎徹さん……っ!」

男を知らない虎徹の入口は指で慣らしたとはいえやはりとても狭くて、先端を押し付けてみたもののとても中に入りそうにない。
怖じ気づいたバーナビーが腰を引こうとすると、しかし虎徹がバーナビーの腰に脚を絡めてホールドした。

「途中でやめんなって、バニーちゃん」

へらりと笑う虎徹にバーナビーは情けなく眉尻を下げる。

「でも……」
「大丈夫、ここはそーゆー風にできてんだから、入るよ」

言いながら腰を揺らして押し付けてくるので、思わずバーナビーも笑ってしまった。

「痛いって言っても、やめませんからね?」
「おう」

宣言通り、脚を抱え直したバーナビーは体重をかけて虎徹の中へ押し入ってきた。
正直、目茶苦茶痛い。股が裂けるんじゃないかって思った、バニーのがデカすぎるんだよ……。
バーナビーを見上げてみれば、うっと息を詰まらせていた。
バニーも締めつけられて痛いんだろうか、俺は大きく息を吐き出し力を抜くことに努めた。
なんせ、受け身には慣れている。……悲しいことに。

「はっ……、バニー……」

バーナビーはというと、初めての感覚に打ち震えていた。
挿入自体は勿論初めてではない、虎徹とは何度も交わっている。
けれど女性の身体を知るのは初めてだった。
ズブズブと狭い中に呑まれ、熱く蠢く肉の壁に包み込まれる。
バーナビーの知る虎徹の中は温かだったけれど、ここまでの熱さはなかった。
そして虎徹の中がバーナビーの形になじんでしまうと、穏やかに隙間なく包まれて吸いついて離れないのだ。

「虎徹さん……」
「……ごめんな、キツイだろ」
「いえ、そんなこと……すごく、イイです」
「……ホント?」
「はい、熱くて、蕩けそう……。動いても、いいですか?」
「ン……」

虎徹が小さく頷いたのを確認してバーナビーが腰を引いた。ズルリと引き抜かれて一気に奥へと打ち付けられる。

「ヒィッ、あっ……!」

衝撃に虎徹の腰が引けたのを、しかしバーナビーは逃がさない。
ベッドの上にずり上がり逃げる虎徹の肩を掴まえて、虎徹の中を味わった。

「あっ……、虎徹さん、こてつさん……すごい……」
「ん、アッ、ばに……、うぐっ……」

バーナビーは最初からクライマックスだった。
あまりの激しさに最初に感じた痛みは早々に薄れ、虎徹は揺さ振られながら内臓を押し上げられるような圧迫感に耐え続けた。……早く終われ、と念じながら。
その瞬間が来る気配というのは何となくわかる。
伏せていた瞼を開け見上げてみれば、陶酔したような表情のバーナビーが見えた。
悪い気はしない。
自分の身体でこんな顔をしてくれるなら嬉しい。バーナビーのことが愛おしくなり、顔に手を伸ばしそっと滑らかな白い頬を熱い指先で撫でる。

「虎徹さん……?」

突然の虎徹の行動にバーナビーは不思議そうな顔をしたが、虎徹が下腹部に力を込めて締め付けると小さく呻き声を上げる。

「うっ……」
「ははっ、もっと締めてやろうか」
「……っ、やめてください、限界ですっ……アッ!!」

バーナビーの制止を無視して更に締め上げると、身体の奥でバニーのが弾けた。



 
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