MISS BUNNY
虎兎/1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14



「ったく、あーあ、ネクタイしわくちゃになっちまうよ」

文句を言いつつも、虎徹の表情も楽しげだった。
じゃれ合うようなキスを交わしながら、虎徹の手がバーナビーのシャツのボタンを外していく。
上下揃いで買ったブラジャーは、肝心な部分は覆われていたがほぼレースで、豊満なバーナビーの胸に対してやや小さいように思えた。
虎徹に下着越しに胸を揉まれて、バーナビーの背がしなる。

「んンッ…」
「バニーちゃんはおっぱい弱いねぇ」

虎徹はブラジャーを外さないまま下へとずらし、片乳だけ表に出した。
あらわになった乳房に顔を寄せ、膨らみに沿って舌を這わせる。
触れて欲しい部分になかなか触れられず、バーナビーは太腿をすり合わせながら身体をくねらせた。
そんなバーナビーの様子に気付きながらも、虎徹は頂上に向かい丹念に舌を這わせていく。
ようやく乳輪まで辿り着く頃には、まだ触れていない乳首がぷくりと赤く熟れていた。
誘われるように乳首へ舌を伸ばすとバーナビーの身体が跳ねる。

「あンッ、もう、そんな、胸ばっかり触らないで下さい……」
「どーして?気持ちいくせに」

舌先で乳首を転がしながら顔を上げると、バーナビーに睨まれ股間をぐっと足で押された。

「うぁっ、ちょ……」
「虎徹さんだって、硬くなってるじゃないですか」

そのままぐりぐりと刺激され、虎徹は慌てて腰を引きバーナビーの膝を掴んだ。

「ったく、足グセ悪いぞ、バニー」

そのまま両膝を掴んで足を広げさせる。
下着の上からバーナビーの股間に触れると、布越しだというのに虎徹の指先はヌルリと濡れた。

「んンッ…」
「すげーな、どうしちゃったの?バニー」

虎徹に触れられたことでまた、バーナビーのそこは収縮し新たな蜜が溢れ出す。
腰を揺らしながらバーナビーは虎徹に懇願した。

「っ……、もう、いれて下さい…」
「え?……まだ慣らしてねぇけど、いいの?」

虎徹の言葉にバーナビーはこくこくと頷く。
虎徹は一瞬躊躇ったが、ここまで濡れていればバーナビーを傷付けることはなさそうだと判断した。
更に拡がった染みの上を撫でながら片手で自分自身を取り出す。

「ーったく、あんまオジサンを煽るなよ」

年長者のプライドから余裕があるふうを装っていたが、虎徹にもあまりゆとりは無かった。
バーナビーの下着を脱がせる時間も惜しく、脇へとずらしてそのまま先端を擦り付ける。
入口に押し付けると誘うようにヒクヒクとうごめいた。

「あっ……、早く…」
「ん、わかったから…力抜いとけ」

一気に貫きたい衝動を抑えて、ゆっくりと先端を埋めていく。
最初の時とは違って、虎徹を受け入れることに大分慣れたバーナビーの身体は、案外スムーズに先端を飲み込んだ。

「痛くない?」

労りの言葉を掛けるとバーナビーは頷いて、虎徹の身体へと足を絡めてきた。
腰を引き寄せられ、バランスを崩した虎徹は一気にバーナビーを貫いた。

「ヒァッ、あっ、あアッ……!」

大きな声を上げながら、バーナビーの身体がビクビクと跳ねる。
中の締め付けの強さに、虎徹はバーナビーが達したことを確信した。
繋がったまま、バーナビーの呼吸が落ち着くのを待って虎徹は声を掛けた。

「いれただけで、イッちゃったの?」

ニヤニヤと笑う虎徹の顔に、バーナビーは眉間に皺を寄せつつも頬を染めて視線を反らした。



 
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